この記事を最後まで呼んでもらえると、次のことがわかります。
⑥後記(飛距離が出ない、ティペットのチリチリ・・・・2番ロッドで解消!?)
状況
2023.1.23シャロムの森の状況
- 天気 曇り
- 気温 1℃(10時管理棟)

- 水温 0℃(11時R3入渓点)
- 水位 平水(前回釣行2023.1.12との比較)



- 水位 平水(例年との比較)
- 風 無風
- 虫 ナシ
日本気象協会 みどり市1時間天気は、こちら
シャロムの森公式HPは、こちら
ヤマメ・イワナの活性
前回釣行(2023.1.12)では、残雪が多かった。
前回釣行から11日経っているが冬本番だし・・・・まだ解けずに雪が残っていると予想。

「ラバーソールのシューズ+滑らんぞ〜」の組み合わせを選択した。
ちなみに、ラバーソールのシューズはおNEW!
単にラバーソールのシューズを試したかった
・・・・わけではない
・・・・と思いたい。
現実は

今日はR3のちょっと手前より入渓。

11時の釣行開始から全く反応がない。
2022.12.28釣行で得た情報で釣り上がる。

しかし、14番ドライフライでヒザ水深のポイントを重点的に攻めるも、全く反応がない。
ヒザ水深のポイントで最も深い場所をそぉっと覗き込む。
5〜6匹のヤマメが水底にいるのを確認。
観察を続けると元気に動き回っていると判明。
再び下流に移動して、14番ドライフライでこのポイントを攻めるも反応がない。
どうやら水面のエサには全く興味がないようだ。
次に、半沈み系のパラシュートを投じるも反応ナシ。

もう冬本番・・・・
ヒザ水深のポイントではニンフしか効かない?
気を取り直し、ドンドン釣り上がる。
やはりヒザ水深のポイントでは反応ナシ。
コシ以上の水深のポイントでは、反応がある。
流芯よりやや遅い流れに14番ドライフライを入れる。
ナチュラルドリフトでは反応がないが、ティペットをちょいちょい引くアクションで水面から飛び出してくる。

アクションを入れるので、スッポ抜けが多発
そのような状況で、今日の肝となる傾向を発見する。
反応があっても2回連続して同じ場所にフライを入れると、途端に反応が無くなる・・・・・ようだ。
ポイントの距離は、10m。
今日の肝となる傾向を考慮して、反応があろうがなかろうが「左岸側→中央→右岸側→左岸側→・・・・」と繰り返す。
この方法で、同じポイントから2~3匹のヤマメを釣ることができた。
コシ水深のポイントでの対応方法
- ポイントとの距離7〜10m
- 流芯よりやや遅い流れにフライを入れること(全く流れのない場所は、ダメ!)
- ティペットをちょいちょい引いて、フライにアクションをつけること
- 2回連続して同じ場所にフライを入れないこと
このヤマメをどう釣ったか?




コシ水深の釣り方を見つけるまでの思考過程
コシ水深のポイントでの対応方法
- ポイントとの距離7〜10m
- ポイント上流にフライを投じる。
- 流芯よりやや遅い流れにフライを入れること(全く流れのない場所は、ダメ!)
- ティペットをちょいちょい引いて、フライにアクションをつけること
- 2回連続して同じ場所にフライを入れないこと
11時の釣行開始から3回の反応しかない。
いずれもかなりの大場所・・・・コシ以上の水深があるシャロムの森でも数少ないポイントのみだ。
釣行開にヤマメには数回走られた。
いずれもヒザ水深のポイントの下流・足首水深の場所から。
この事実で頭が混乱してしまった。
今日は活性が高く、ヤマメはヒザ水深のポイントの下流にいる・・・・・っと。
1時間近く「ヒザ水深のポイントの下流・足首水深の場所」を重点的にフライを打ち込むも反応はない。
う〜〜〜〜っと唸っていると、コシ水深のポイントに到着。
シーズン中や禁漁後12月中旬まで、シャロムの森でコシ水深のポイントで釣れたことは少ない。
だが、水温0℃。
深いポイントにヤマメ・イワナが潜んでいるのは確実。
14番CDCを投じる。

ナチュラルドリフトで流れのある場所、緩い場所・・・・フライを漂わせる。
やはり、反応がない。
ため息と共にフライをボ〜〜〜ッと眺める。
ドラック・・・・・出た!
慌てて、アワセを入れる。
サカナの感触はなく、フライを後方の枝に見事に引っ掛けた。
フライを回収、フライとラインをチェックし、反応があった場所にフライを投じる。
・・・・・・・・反応ナシ。
反応があった付近にフライをバンバン投じるも、反応ナシ。
ナチュラルドリフトの時間が短い?
っと思い、いつもより多くのスラックを入れる。
これで・・・・っと思ったが、反応ナシ。
打つ手ナシ・・・・・ライン回収も雑になる。
ちょっとラインの回収が速くなり、フライが大きく不自然に動いてしまった。
出た!
ヤマメが水面から飛び出す・・・・!?
アワセと共に一瞬生命感がロッドから伝わってきた。
これ以降、このポイントで反応はなかった。
高巻きのために林道に上がり、歩きながら状況を整理し、解決策を練る。
- ドラックが有効である→生命感のあるエサを欲している→フライにアクションをつける
- 水面から飛び出す→ヤマメは水底に潜んでいる→長時間フライを漂わせる
これらに、僕の経験を付加する。
- ヤマメなら同じ場所から連続して反応することは、稀だ。
この3点を軸にして、次のポイントを攻める。
具体的には
コシ水深のポイントでの対応方法
- ポイントとの距離7〜10m
- ポイント上流にフライを投じる。
- 流芯よりやや遅い流れにフライを入れること(全く流れのない場所は、ダメ!)
- ティペットをちょいちょい引いて、フライにアクションをつけること
- 2回連続して同じ場所にフライを入れないこと
ポイント

どこからでも反応がありそう・・・・・。
水底の状況を遠くから観察すると、
- 手前は、砂地
- 奥は、岩盤
- 右岸(左側)が最も流れが速い
- 左岸(右側)は、最も流れが遅く、沈み石もない
この大きなポイントを3つに分ける

実釣
各ポイントともやることは、一緒。
コシ水深のポイントでの対応方法
- ポイントとの距離7〜10m
- ポイント上流にフライを投じる。
- 流芯よりやや遅い流れにフライを入れること(全く流れのない場所は、ダメ!)
- ティペットをちょいちょい引いて、フライにアクションをつけること
- 2回連続して同じ場所にフライを入れないこと
ポイント②について解説する。

フライをFに投じる。
フライは、14番CDC。

14番CDCの主な釣果実績
流れに乗って、フライが下流に・・・・静止(しそうになる)。
ティペットをちょいちょいと引いて、フライを生命感を出す。
フライが一瞬静止・・・・・ヤマメが飛び出した。
他のポイントでも同じやり方で釣れた。
アクションをつけて、ヤマメを水底から誘き出すので、スッポ抜けも多い。
釣果6匹!すべてのポイントを公開!

サカナが出たのは、全て写真の中央付近です
写真のどこにサカナが潜んでいたか?
想像してみよう!












後記(飛距離が出ない、ティペットのチリチリ・・・・2番ロッドで解消!?)
真冬の渓流釣りとなって、フライも12番スズメバチカディスから14番CDCへと移行した。
これに伴って、不満も発生してきた。
- 飛距離が出ない
- ティペットがチリチリになる
これを解決するために、ロッドを0番から2番へ変更。
全て解決した。
飛距離が出ないのは、フライの空気抵抗が大きいからだ。
12番スズメバチカディスは、何方かと言えば平面的なフライ。
14番CDCは、立体的だ。


どちらが空気抵抗が大きいか?は、一目瞭然。
次に、ティペットがチリチリなる問題。
これは、フライがフォルキャスト中に回転するからだ。
回転の主な原因は
- 空気抵抗の大きい立体的なフライ
- 速いラインスピード
- ロングティペット
- 細いライン
などがある。
今回の僕の場合、立体的なフライ(14番CDC)は譲れない。
また、ロングティペットもナチュラルドリフトを基本とする上で譲れない。

『リーダー+ティペット=ロッド2本分(約15ft)』
では、ロング・・・・とは言えないかもしれない(笑)
ラインスピードを落とすために、2番ロッドを選択した。
明らかにラインスピードが抑えられ、飛距離も簡単に出る。
リーダーを6x→4xへ変更した。
「細いライン」を解消するためだが、ティペットは0.6号のまま・・・・。
サカナからはどんな太さのラインでも見えている・・・・・と思う。
しかし、0.8号では水面に浮かんでいる時に違和感大。
僕はフロロカーボンを使用している。
表面張力でティペットを浮かべている。
メーカーによって異なるが、0.6号ならフロロカーボンとナイロンとでは浮力?には差がない。
ところが、0.8号フロロカーボンとなるとナイロンとの浮力?表面張力?の差は大きく出る。

フライフィッシングを始めた頃、
お風呂で実験したんだ・・・・
懐かしい
0.8号フロロカーボンは簡単に沈んでしまい、とてもドライフライの釣りには使用できない。
こんな事情もあり、ライン自体の変更はリーダーのみだ。
あと1ヶ月ほどで群馬県の渓流は、解禁となる。
今年も神流川支流から始めようと思っている。
真冬のシャロムの森で学んだ知識や技術がどのくらい通用するか?楽しみだ。
深い淵からヤマメを誘い出す・・・・・と考えると、楽しみ10倍マシ!
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