2021.9.21 GO TO シャロムの森。
釣果30匹(ヤマメ26イワナ4)
この記事を最後まで読んでもらえると、次のことが分かります。

コロナ感染防止・拡散防止対策については、こちら
状況
2021.9.21のシャロムの森の状況
- 天気 晴れ
- 気温 18℃(10時受付棟)

- 水温 10℃(10時半入渓点・肌感覚)
- 水位 増水(入渓点付近の様子から推察)
- 風 無風
- 虫 地上、空中ともナシ
気象庁 過去の気象データ検索は、こちら
シャロムの森公式HPは、こちら
サカナの活性
クルマを降りると、ヒヤッと寒い。
シルバーウィークとあって、高速道路が混んでいた。

もう10時なんだけどなぁ〜〜〜、気温18℃
まだ紅葉のカケラもないが、もう気温は秋なんだ。
山の季節は、空気と水の中から変わっていく。
空気が冷んやりして、水が冷たくなる
婚姻色ヤマメが浅瀬でペアリング・・・・
これが、山の秋の始まりだ!
シャロムの森は、ネットからの完全予約制。
ゆっくり到着しても、先行者はいない。
群馬県は禁漁に入った・・・・菅釣りシーズンの開幕だ!
沢山ある管理釣り場だが、河川タイプの釣り場は少ない。
しかも、本格的な渓流・・・となると、

赤久縄・・・・くらいかな?
シャロムの森は、完全C&R。
魚影は濃い!
サカナは賢い・・・・警戒心は、ハンパない!
ほぼストーキングで釣果の良し悪しが決まると言っていい。
フライを投下できる位置までサカナに気配を悟れずに、接近できるか否か・・・・。

秋季トレーニングには最適だ!
釣り支度をしながら、周囲を観察する。
上流域ではないので、シカやクマが木の皮を剥いだ痕跡はみられない。

ちょっと山の奥に入れば・・・・・あるのかもしれない
クマスプレーの安全装置は解除せずに、熊鈴のみをベルトに装着する。
虫は、全く確認できない。

空中、地上とも・・・・
昨日がシルバーウィーク最終日なので、入渓者の足跡が無数に発見できる。
普段入場者の少ないシャロムの森といえど、やはりシルバーウィーク3連休は賑わったようだ。
そういえば、森の番人スズメバチも寄ってこなかった。
シルバーウィーク3連休の振替休日なのだろう。
それとも、少しヒヤッとする気温に寝坊気味なのか?
今日のフライの選択にどうするか?
12番スズメバチカディスでいいのか?だめなのか?
正直、フライの選択に確信がなくなった。
今日は、R沢を釣り上がる。
水温は、肌感覚10℃?

冷たい・・・・
R沢は日陰沢・・・・・陽が高くなっても大きな水温上昇は期待できない。
砂地でヤマメがペアリングしているか否かを探す。
まだペアリングは始まっていない様子。
これなら、そこそこ釣果が期待できそうだ。
この1匹をどう釣ったか?


15時に近くなってきた。
そろそろ気温が下がってくる・・・・
たまに、蛾とミッジが飛んでいる。
肝心のスズメバチは・・・・ときどき出現する。
チビヤマメの猛攻が凄い!
ここぞというポイントでも、チビばかり・・・。
ここは居ないなぁ・・・・って場所からもチビが出る。
まさに、チビヤマメの猛烈アタック!

中学生の食欲を持った幼稚園児・・・・?
12番フライ・・・・チビヤマメの口には収まりきれないはずだが・・・・・反応する。
まさに、食欲の塊!チビヤマメ!
ポイント


流芯からは、流れが速すぎて、反応はありそうもない。
しばらく観察するも、各ポイントとも魚影は確認できない。
ポイント①
無数に沈み石が存在する。
流芯付近の沈み石にへばりついている・・・・かもしれない。
チビヤマメの可能性が高い。
ポイント②

水面に出ている石と流芯との間に僅かにできた緩流帯が、ポイント。
しかも、水面に出ている石の脇にやや大きめの沈み石が確認できた。

写真では判別できないが・・・・
ポイント③
反転流のポイント。
典型的な有望ポイントであるが・・・・・3連休後だけに釣られている可能性が高い。
潜んでいるとすれば、3連休後も考慮して、流芯の水底にサカナが潜んでいて、反転流に流れてきた虫を捕食するって感じかな?
とすれば、ヤマメが有望だ!
イワナなら砂地に定位しているだろうからイワナの可能性は、低い。
さらに、ポイントを観察すると、岩盤と砂地との境目、沈み石を確認できた。
以上から、ヤマメの位置を下の写真のように予想した。

実釣
実釣ポイント①
流芯脇にフライを漂わせるも、反応がナシ。
実釣ポイント②
水面に出ている石の上流からフライを流す。
ビシャ!
チビヤマメの反応アリ。
このポイントで、チビか・・・・・。

実釣ポイント③
フライは、12番スズメバチカディス。

12番スズメバチカディスの主な釣果実績
ヤマメもイワナも上流に頭を向けて、定位する。
サカナA、サカナBのどちらに潜んでいるにせよ、上流に頭を向けている。
ヤマメの頭の向きを考慮して、フライをFに投じる。
ゆっくりと流芯脇を流すという作戦だ。

普通にキャストすると、ラインが流芯を横切る配置となる。
流芯の流速からラインを着水させた瞬間にドラックがかかるのは、自明だ。
そこで、アウトリガー釣法を用いる。

ドライフライアウトリガーとは、
フライラインやリーダーを水面に着けず、
ロッドの先端から短くラインを垂らし、
フライを水面に漂わせる釣り方。
メリット
ラインは基本的に水面に置かないので、ドラックがかかりにくい
デメリット
ポイントに近接する必要があるので、魚に逃げられる可能性が高い
ゆっくりと水際に接近する。
匍匐前進っとまではいかないが、姿勢を低くする。

膝立ち姿勢での移動・・・・膝が痛い!
フライをFに投じる。
反転流の流速にあわせて、フライをできる限りナチュラルドリフトさせる・・・・・。
流芯脇をゆっくりと流す。
ナチュラルドリフト・・・・・よりやや遅いかもしれない。
流芯脇からゆっくりと大きな魚影が浮いてきて・・・・・口先さえ水面に出さずに、フライを喰った?
いや、吸い込んだ!
瞬間的にスナップでアワセ!
ズン!
しっかりとした手応えだ!
どんなポイントで、どんなサカナが釣れたか?

サカナが出たのは、全て写真の中央付近です
写真のどこにサカナが潜んでいたか?
想像してみよう!




























































後記(釣りに行かないと、上手くならない!)
30分以上全く釣れていない時間が、2度あった。
この時間、全くヤマメの気配がしなかった。
改めて考えてみると、おそらく前日に入渓したのは2人。
一人はかなりの腕前、もう一人は初心者。
きっとベテランが初心者にレクチャーしながら、釣り上がったようだ。
砂地に異常に足跡があり、不自然だなと思っていた。
釣果で出ていたので、あまり気にも止めなかった。

全くヤマメの気配がない区間=ベテランが釣った区間
そう考えられなかったのは、釣果に惑わさせた油断であろう。
ヤマメのアラ喰いに大当たり!
30匹も釣れるとは思わなかった。
チビヤマメの猛攻・・・・これも秋の風物詩。

チビヤマメはフッキングしなくてもいいのに、しっかりとフッキング
大型ヤマメはしっかりとフッキングして欲しいのに、フックアウト
己の技量の未熟さを改めて痛感するが・・・・
釣りに行かないと上手くならないから、ごちゃごちゃ考えずに渓流に通う。
有名なんテンカラ師がおしゃっていた。
「釣りに行かないと、上手くならないよ」
この言葉は、ホンモノだ!
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