2021.11.29 GO TO シャロムの森。
釣果9匹(ヤマメ5イワナ4)。
この記事を最後まで読んでもらえると、次のことがわかります。

状況
シャロムの森駐車場
駐車場到着9時半で、ついに気温0℃!

車外に出るのに、勇気と気合が必要・・・・。

気合を入れても
寒い!耳が痛い!指先の感覚が・・・・
今朝は風もなく、シーンと静まり返っている。

いや、凍りついている!?
なんとか着替えを済ませて、電動アシストMTB(e-bike)をまたがる。
電動アシストMTB(e-bike)
電動アシストMTB(e-bike)で林道を登っていく。
結構な登坂なのに、結構なスピードが出るもんだから、耳が痛い!?

途中いつものように、水位を確認・・・・・当然に減水
ここ数日?全く雨が降っていない・・・・当然だ!
新しい轍が気になる。
昨日は、日曜日・・・・・入渓者がいても不思議ではない。
轍はR3辺りで切り返ししたような痕跡があった。

昨日の入渓者は、R3から入渓した可能性が高い
さて・・・・どうしたものか・・・・。
入渓
R4に入渓する。
ちょうど山神様の辺り・・・・一礼をして入渓。
真っ先に水温を確認するため、水流に手を入れる。
痛い!」いや、冷たい!

痛い!
いや、冷たい!
脳みそに電流が走るみたいな激痛の冷たさ・・・・。
反射的に、手をほっぺたに・・・・

肌感覚2℃・・・・・・
周囲を観察する
無風・・・・
時折、石が落ちるのか?
落ち葉の音に、ビクッと!?
虫は・・・・・いない・・・・・
いや、よく観察すると、水面近くではないものの、カゲロウらしき虫が・・・・・見れられる。
1匹・・・・・。

11月下旬あたりから、このカゲロウ?が氷点下付近の気温で飛ぶ
もうスズメバチカディスには反応しない・・・・
秋の終了を告げる虫だ!
状況確認
2021.11.29状況
- 天気 晴れ
- 気温 0℃(9:30時点駐車場)
- 風 無風
- 水温 肌感覚2℃(10:15時点入渓点)
- 水位 減水
- カゲロウが時折飛んでいる
- 新しい轍がR3付近まであった。おそらく昨日・・・・入渓者がいる
- 水辺の落ち葉、石、岩は凍っていないが、充分注意する
に基づいて、2021.11.29釣行プランを選択した・

2021.11.29釣行プラン
- ロッド セージTXL7ft0番
- リール セージクリック3100
- リーダー モーリス オールパーパス9ft5x(12番スズメバチカディス使用時)
- リーダー ティムコ スタンダードリーダー9ft7x(14番CDCカゲロウ使用時)
- ティペット シーガーエース0.6号ヒトヒロ(12番スズメバチカディス使用時)
- ティペット シーガーエース0.4号半ヒロ(14番CDCカゲロウ使用時)
- フライ 12番スズメバチカディス(とりあえず)
- フライ 14番CDCカゲロウ(メイン)
- 落ち葉、石、岩は凍っていることを想定する!
スズメバチカディスの詳細は、こちら

14番CDCカゲロウの詳細は、こちら
14番CDCカゲロウを入手したい方は、こちら
14番CDCカゲロウ 横 14番CDCカゲロウ 正面 14番CDCカゲロウ 下
この2匹をどう釣ったか?
ここまでのサカナの活性状況
秋終了を告げるカゲロウを確認するも、
とりあえず、実績ある12番スズメバチカディスを選択した・・・・釣れない。
っというか、全く反応がない。
30分ほど釣り上がって、12番スズメバチカディスを諦めた。
ありがとう!」12番スズメバチカディス・・・・・」また来年の7月頃、よろしくね!?」

ありがとう!
12番スズメバチカディス・・・・・
また来年の7月頃、よろしくね!?
14番CDCカゲロウに変更する。
早速反応があった。
すでに12時近い・・・・水温が多少上昇したのかもしれない。

ちょっと・・・・緩い!?
なんとか反応を得られるようになった・・・・
ヤマメ・イワナの定位場所は、もはや深場一択!
冬支度して、遊んでくれる余裕はないようだ。
ヤマメこそ水面付近に定位していることもあるが、イワナは水底・・・・・。

ヤマメはいかに気付けれず、接近するか?
イワナはドライフライの適正水深か否かをいかに遠くから見極められるか?
が、釣果を左右する気配・・・・
そうそう大場所付近では、このようなものが・・・・

R5が目前になった頃、大場所での突然反応が良くなった。

昨日の入渓者は深場のみをニンフで釣り上がったようだ
流れの解説とポイント
直線的な流れは、見た目以上に速い。
曲線的な流れは、ゆっくり・・・・・止まっているくらいだ。
ポイントは無限に考えれるが、このポイントを見る限り、ターゲットをイワナとするのが妥当だ。
イワナを釣るには・・・・若干の水温上昇・・・・深場・・・・っと考えていき、ポイントを①〜④も絞った。
フライは、14番CDCカゲロウ

実釣ポイント①

イワナが潜んでいるのは、ポイント①の岩がオーバーハングになっている部分だ。
ポイント①②を一緒に流すとナチュラルになるが、ポイント②の状況が岩陰になっていてわからない。

右に出て観察することも考えたが、
ポイント①のサカナに逃げられる可能性が高い
これだけ水面がフラットであると、水に足を入れるのも大きなリスク・・・・
そこで、ポイントを二つに分けた。

フライをポイント①上流に投げた。
岩のオーバーハングの中をフライを流すのは、流れの具合からできそうもない・・・・。
できるだけゆっくりオーバーハング付近を流す・・・・・。
もちろん、ナチュラルドリフト。

ナチュラルドリフト
フライがラインの影響を受けず、自然に流れること
スラック・・・・
主にティペットに弛みを持たせること
そのために、ラインを岩の上に乗せて、充分なスラックを入れた。
フライがゆっくりと流れて・・・・ポイント①を過ぎたかな?っと思った瞬間!
スゥ〜〜〜〜っとオーバーハング部分からイワナが追いかけて来て・・・・・
・・・・・・Uターン!?
3回ほど流したが、出ない。
4回目・・・・・・オーバーハングからイワナが写真中央の深場にゆっくりと泳いで行ってしまった。

実釣ポイント②
ポイント①からイワナが逃亡してしまったので、ほぼ出ないだろう・・・・。
岩裏のポイントで状況が確認できないし、障害物に引っ掛けて、フライもポイントも荒らしたくないので、ポイント②はキャンセル。
実釣ポイント③
ポイント①から逃亡したイワナは、ポイント③の手前の深場に・・・・・

よかった!
ポイント③は、まだ期待が持てる
目視で水深1m位であろうか?
流れはゆっくりだ・・・・が、手前の流れにラインが乗るのでメインディングは必需!

ドラック・・・・
ラインが流れに引っ張られ、その影響でフライが不自然に流れること
メインディング・・・・
ロッドを煽って、フライラインを上流側に置き直すこと
ポトリ!って感じでフライを落としたいので、フライを岩の高い位置に当てる。

手前の流れが予想より速く・・・・・メインディングを数回・・・・・すぅ〜〜〜っと浮かんで、吸い込んだ!
予想より小さいので、ごぼう抜き・・・・・。


冬支度で・・・・・特に、イワナはもう少ない深場に移動している
少ない深場・・・・・そう、このポイントには数匹のイワナが潜んでいる可能性が高い
追加の1匹を狙って、フライを同じようにキャスト!
前回より上流になってしまった・・・・・出た!
着水とほぼ同時だ!
2匹目のイワナ
結果的に1匹目のごぼう抜きがよかったのかもしれない。

1匹目のイワナでファイトをしなかった
ポイントを荒らさなかったので、釣れたのか?
どんなポイントで、どんなサカナが釣れたか?

サカナが出たのは、全て写真の中央付近です
写真のどこにサカナが潜んでいたか?
想像してみよう!
11:40
11:55
12:36
13:48
13:52
14:03
14:46
14:50
15:28
後記
フライフィッシング界の巨匠といえば、岩井氏、里見氏・・・・そして、渋谷氏。
僕も彼らのDVDを観て、あれこれと試行錯誤した時期がある。
今回は、巨匠のキャスティングについて思うことを書いてみたい。
分類としては、里見派キャスティングと岩井・渋谷派キャスティングがあると思う。

- 里見派キャスティングは、ストローク系
- 岩井・渋谷派キャスティングは、円運動系
また、使用するフライにもこれらの派閥には大きな違いがある。

- 里見派のフライは、平面的で空気抵抗が少ない
- 岩井・渋谷派のフライは、立体的で空気抵抗が大きい
さらに、DVDを何度も見返すと

- 里見派のリーダー+ティペットの長さは、ロッド2本〜2.5本分程度
- 岩井・渋谷派のリーダー+ティペットの長さは、2.5本〜3本分程度
おそらく、岩井・渋谷派の方が長い・・・・・。
もちろん、里見派が劣っているということではない。
この違いは、メインリバーの規模に起因している。
さらに、さらに、DVDを何度も何度も見返すと、気付くことがある。

- 里見氏は中規模河川〜小渓流での作品が多い
- 岩井・渋谷氏は、中規模河川〜本流での作品が多い
つまり、こういうことでは?

- 小渓流では、ストローク系キャスティング・リーダー+ティペットの長さはロッド2〜2.5本分で、ナチュラルドリフトが可能である。
- 本流では、円運動系キャスティングでリーダー+ティペットの長さはロッド2.5〜3本分ないと、ナチュラルドリフトできない。
ここで、僕のキャスティングについてだが・・・・

- ストローク系
- リーダー+ティペットの長さは、ロッド1.5本〜2本程度
- メインリバーは、小渓流
どちらかというと、里見派キャスティングだ。
しかし、メインで使用するフライは大きく立体的なものが多い・・・・・。
テェーリング等のライントラブルが多発・・・・・
これを回避するために、硬めのリーダーやティペットを採用していたのが・・・・・
肝心の硬めのリーダー(モーリス オールパーパス)が生産停止になってしまった。
まだ在庫をもっているプロショップがあり、ヤフオクで購入できる。
助かっているが、近い将来売り切れとなった時に僕の釣りが成立しなくなる可能性が・・・・・。
日本の将来も心配だが、明日の僕の釣行も心配だ!
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