2022.11.30 GO TO シャロムの森
釣果13匹(ヤマメ6イワナ7)
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状況
2022.11.30シャロムの森の状況
- 天気 曇り

- 気温 13℃(10時管理棟)
- 水温 10℃(11時L2入渓点)
- 水位 平水(前回釣行2022.11.17との比較)
- 水位 平水(例年との比較)



- 風 無風
- 虫 水面付近はナシ。林道にはガガンボ。
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ヤマメ・イワナの活性
今日は、主にL2を釣る。

2週間ぶりの釣行だ。
季節は秋ではなく、もう初冬って感じの山。


広葉樹はすっかり葉がなくなり、山の稜線がよく見える。
昨夜の雨で落ち葉が濡れていて、よく滑る。
迷うことなく、ピンスパイクを装着する。

この時期の雨は冷たく、水温低下を伴うことが多いが、昨夜の雨は例外だったようだ。
水温10℃。
かなり高い。
入渓点付近の林道で数匹のガガンボを確認する。
水面付近にガガンボなどの虫は確認できないが、ガガンボを意識して14番CDCカゲロウを選択する。

反応がない・・・・・。
粘ってヤマメを釣るが・・・・出方がリアクションバイトって感じ。
フライは、マッチしていない。
12番スズメバチカディスに交換する。
ヤマメを狙うが、12番フライでは大きいようでフッキングしない。
チビヤマメが反応しているからだろう。
ポイントとの距離を十分に、ゆっくりの流れで、イワナを狙う。
イワナはフツーサイズとあって、しっかり?とフッキングしてくれる。
午後になり、サカナも高水温になれてきたのか?
反応が多くなり、流芯や白泡からフツーサイズのヤマメが釣れ始める。
イワナが岩盤の窪み(砂地の水底)からも反応するには、ビックリ!
しかし、徐々にヤマメの活性が上がるとともに、イワナの活性は下がる。
予想通りだが・・・・・少々残念だ。
14時を経過して、チャラ瀬の連続する。
反応がなく、あってもチビの反応・・・・・。
15時を過ぎて、ヤマメを釣って終了。
16時になると、渓流は暗くなる。
早めの退渓がオススメ!
このイワナをどう釣ったか?



今日は、L2下流の堰堤?砂防ダム?のさらに下流から釣っている。
前々回釣行とは2週間以上の時間経過があり、季節の変わり目とも重なって、状況が全く予想できない。
入渓点付近の林道でガガンボを数匹確認できたので、それに類似したフライ(14番CDCカゲロウ)を選択する。
反応ナシ。
手を水に入れると、ビックリするほど暖かい!

えっ?
明日は12月だぞ!?
それでも、釣行間隔があいてしまったせいだろう?
ガガンボに固執してしまう。
リアクションぽい反応でヤマメを釣り、いつものフライを選択する。
イワナとチビヤマメの反応はそこそこ。
フツーサイズのヤマメの反応が鈍い。
サカナは瀬に皆無・・・・・プールに潜んでいる。
大雑把に言うと、水深によって反応するサカナが異なるようだ。
水深別の反応するサカナの傾向
- 足首 ナシ
- スネ イワナ
- ヒザ チビヤマメ
- それ以上 フツーサイズのヤマメ
もちろん、流れの強弱や障害物によって若干の幅はあるし、ポイントの明暗によっても幅はあり得る。
ポイント


風もなく、流れも緩やか・・・・・木々も落とす葉がないので、水面には流れているモノはない。
上記で水深により反応するサカナが異なることを書いた。
それに加えて、次の傾向がある。
プールでは、ゆっくりと流れる流芯からの反応が多い。
緩流帯、反転流からは反応がない。
これらを考慮して、ポイントを4つに絞る。
ポイント①
流芯ど真ん中にやや大きめの沈み石がある。
この沈む石の前の水底にイワナが潜んでいそうだ。
ポイント②
流芯よりやや左岸(対岸)よりに沈み石が多くある。
その辺りにもイワナが潜んでいそうだ。
ポイント③
枝が水面に突き刺さっている。
キャスト位置からはちょっと遠いので、水底の様子はわからない。
ポイント④
ポイント最上流の白泡付近
実釣
フライは、12番スズメバチカディス。

12番スズメバチカディスの主な釣果実績
どのポイントも、ゆっくりとした流れでフラットな水面。
1〜2回のキャストで反応がないなら、まず釣れない。
この状況では、5〜10分時間をあけても反応は得られないことを意識する。
ポイント①


沈み石のかなり前方にフライをフワッと着水させる。

ゆっくりとポイントの沈み石へ流れていく。
ドラックを回避するため、縦のメインディング・・・・・っといっても、フライを動かさない程度にゆっくりとラインを打ち返すだけだ。
じっれたいくらいゆっくりと流れて・・・・・フライの下に黒い影。
波紋もなく、フライが消える。
・・・・・・一呼吸・・・・・・。
アワセ!
しばらく釣れていなかったので、イワナが飛んできた。
ポイント②


ポイント①の流れよりポイント②の流れの方が速い。
ポイント①の流れを横切ってフライを流すので、ドラックはかかる。
幸運にもポイント①では、イワナを引き抜く格好で取り込んだ。
ポイント①のイワナとファイトしていないので、ポイント②への影響はほどんどないだろう。

ポイント②の真ん中にフライをキャストする。
ゆっくりと流れ・・・・・というほぼ着水と当時にフライを引ったくっていた。
反射的にアワセ!
反応したのはイワナだったが、しっかりとフッキング。
ポイント③
ポイント②のイワナでは少しファイトを楽しんだので、少し時間をとる。
ちょっとした優越感。
フライを交換し、ついでにティペットも交換する。
ウインドノットができていた。
ポイントの水面に突き刺さった枝付近を観察する。
枝の上流・・・・やや右岸(手前側)に魚影を確認する。
水面付近にいることから、ヤマメと思われる。

現在のキャスト位置からだと、ポイントとの距離は12〜13m。
しかも、水面に突き刺さった枝の下をナローループで通して・・・・・難易度が高い。
膝立ち姿勢のまま、前進。
これで、ポイントの距離は10m。
これでも、高難度。
糖分補給をしながら、観察を続ける。
断続的に水面に突き刺さった枝の右に出てきて、すぐに戻る。
おそらく流芯をながれてくるエサを捕食しているようだ。
ということは、ヤマメの定位している場所にフライをキャストしても逃げられるだけ・・・・。
水面に突き刺さった枝の右にキャストするなら、一気に難易度は下がる。

捕食位置にフライを落とす。
フォルキャストを2回・・・・シュート。
フライが着水・・・・出た!
スプラッシュ!
・・・・・・・・・・スッポ抜け・・・・・・・・・・・。
宙を舞うフライが虚しい。
ヤマメ?が上流の白泡に逃げ込むのが見えた。
ポイント④も全滅・・・・・・。
釣果13匹!すべてのポイントを公開!

サカナが出たのは、全て写真の中央付近です
写真のどこにサカナが潜んでいたか?
想像してみよう!


























後記(12番スズメバチカディスは、いつまで釣れるのか?)
12番スズメバチカディスで今年も随分と釣果を得た。
使い始めは・・・・2022.5.25シャロムの森釣行からのようだ。
この日、なぜスズメバチカディスを選択したか?というと、スズメバチを1匹見かけたからだ。
6月に入って、梅雨、大増水・・・・・10番ピーコックパラシュートの出番が多くなった。
水位が落ち着き、10番ピーコックパラシュートで釣れなくなったため、12番スズメバチカディスを選択するようになり、現在に至る。
7月に入ってアブが頻繁に見かけるようになると、反応も絶好調!
9月になってスズメバチの活動が活発になると、さらに反応が加速した。
いつ頃まで12番スズメバチカディスで釣れるのか?
この判断は、難しい。
スズメバチは気温0℃でも見かけることがある。
飛んでいることがある。
もちろん、頻繁に見かけるわけではない。
2〜3釣行に1匹も見かければ、いける!
気温では判断できない。
重要なのは、スバリ!水温。
水温5℃以下になると、徐々に反応が鈍くなる。
ポイントとの距離を大きくとっても、反応が少なくなる。
水温3℃以下になると、反応は得られないことが多い。
しかし、水温3℃以下になると、ごく稀に大物が反応してくることがある。
この大物を期待して、つい選択してしまう・・・・・。
この大物には、ハコスチも含まれる。
ドライフライでハコスチを釣る・・・・・エキサイティングだが、反応があるのは1時間1回くらい。
忍耐の釣り。
しかも、他の条件が整っていることも・・・・。
タイミングが合わないと、12番スズメバチカディスで50オーバーのハコスチは釣れない。
それでも、ゆっくりと鼻先を水面に出して、12番スズメバチカディスを咥える一瞬はたまらない!
僕は、ハコスチの釣りはしない。
寒いから・・・・・軟弱フライフィッシャーなのだ。
最後に、12番スズメバチカディスで釣れるのは、ズバリ!アブの出る川!
理由は、上の記事を読んでもらえれば、なんとなくわかるだろう。
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