12番ドライフライへの反応が・・・・・ヤマメもイワナも冬眠近し!?シャロムの森2021

シャロムの森釣行

2021.11.25 GO TO シャロムの森

釣果14匹(ヤマメ10イワナ4)

 

この記事を最後まで読んでもらえる、次のことが分かります。

①2021.11.25シャロムの森の状況

②ヤマメ・イワナの活性

③メインフライ「14番CDCカゲロウ」

④ヤマメ・イワナをどう釣ったか?

⑤どんなポイントで、ヤマメ・イワナが釣れたか?

⑥後記(初冬の釣れる時間帯とは?)

 

<strong>西洋毛ばり人</strong>
西洋毛ばり人

僕の簡単なプロフィールです。

ドライフライフィッシング専門家。

2021年度3月〜9月20日までに674匹をドライフライで釣っています。 

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状況

2021.11.25シャロムの森の状況

天気  晴れ

気温  1℃(9時半管理棟)

水温  2℃(10時入渓点・肌感覚)

水位  減水(前回釣行2021.11.23との比較)

水位  平水(例年との比較)

風   無風(管理棟付近)

風   微風(渓流域)

虫   小型のカゲロウ

 

気象庁 過去の気象データ検索は、こちら

シャロムの森公式HPは、こちら

 

ヤマメ・イワナの活性

今日は、シャロムの森L側を釣る。

 

ドラム缶の蓋には氷・・・・落ち葉には霜・・・・寒い。

林道にはくっきりとしたワダチ。

今日は、R側にだれか入渓しているようだ。

こんなに寒いのに、早朝からの入渓・・・・釣れるのだろうか?

<strong>西洋毛ばり人</strong>
西洋毛ばり人

ニンフなら爆釣だろうが・・・・

相当に気合いの入っている釣り人には間違いない。

 

管理棟で1℃だから、入渓点では氷点下。

それでも、入渓点付近の水面にはカゲロウが飛んでいる。

集団飛行というほどではないが、5〜6匹以上は飛んでいる。

・・・・・・・ライズがない・・・・・・・・。

 

水温を感じるために、手を流水に入れる。

冷たい・・・・っというより痛い。

これでは、ヤマメもイワナもご飯どころではないだろう。

水底にジッとしているのが、容易に想像できる。

 

ロッドを繋いで、釣り支度が整った頃、風が・・・・・。

思わず肩をすくませる。

鼻水が・・・・・などと思っていると、いつの間にか水面付近を飛んでいたカゲロウが消えていた。

 

水辺の岩が鈍く光っている。

凍っているのか?と触ってみると、やはり凍っている。

迂闊に岩に足を乗せられない。

簡易スパイクをウェーディングシューズに装着する。

それでも、細心の注意を持って釣り上がる必要がある。

 

風が吹く前にカゲロウが飛んでいたので、カゲロウパターンのフライを選択しようかと思ったが、やめた。

フライは、12番スズメバチカディスを選択した。

12番スズメバチカディス

水面付近のカゲロウに、ライズがなかったからだ。

水温が低すぎるせいだろう。

速い流れからは反応がない。

速い流れの脇、反転流・・・・しかも水深がスネくらい?なら、反応はある。

<strong>西洋毛ばり人</strong>
西洋毛ばり人

ポイントが限定的・・・

ヤマメ・イワナの動きが鈍いようで、フッキングが甘い。

Uターンも多い。

朝食からスズメバチというのは、ヘビーすぎるのかもしれない。

 

ヤマメ・イワナをどう釣ったか?

入渓直後に吹いてきた風で、虫が消滅してしまったものの

11時過ぎ、風裏に入ったせいか無風状況。

そして、カゲロウ・蛾が再び飛んでいる。

木々の間から空を見上げると、雲がものすごいスピードで走っていく。

西洋毛ばり人
西洋毛ばり人

風裏、確定

水温も上昇している・・・・虫も飛んでいる・・・・が、ライズがない。

西洋毛ばり人
西洋毛ばり人

あいかわらず、

ヤマメ・イワナは水面の餌に期待していないようだ

スズメバチカディスを流れの付近の緩流帯に置くと、ほぼ100%反応がある。

出方がスプラッシュ気味なので、小型・・・・・。

西洋毛ばり人
西洋毛ばり人

大型は水深があるプールに移動して、越冬準備万全!?

大型は、警戒心が高い・・・・・

プールでスズメバチカディス・・・・・

西洋毛ばり人
西洋毛ばり人

出ない・・・・・当然か・・・・

ポイント

写真の3匹は、このプールで釣った。

今回は、大きなプールから数匹のサカナを引き出す過程を説明する。

遠目から確認する限り中央部が最も深く、左側(右岸崖際)が最も浅く、次に右側(左岸)がやや浅く沈み石もない砂地。

現在12番スズメバチカディスを選択しているが、この水面では厳しい・・・・・のは明らかだ。

前日は受付での状況を考えると、入渓者はいない・・・・・

フィッシングプレッシャーは軽減しているものの、これだけのポイント・・・・一番人気のL3・・・・。

西洋毛ばり人
西洋毛ばり人

これらを考慮すると、警戒心が全くない・・・・っということはない

これだけ大きいポイントであることから

西洋毛ばり人
西洋毛ばり人

チビは回遊、イワナとヤマメは水底に定位

水温上昇からイワナは、浅いポイントに定位している可能性もある

静かにフライを落とすことは大前提であるが、落とす順番も重要である。

 

フライを落とす順番

ポイントを①②に絞り、①②の順にキャストする。

西洋毛ばり人
西洋毛ばり人

ポイント①は、イワナとチビ

ポイント②は、ヤマメとチビ

チビは回遊しているので、どこからでも出る可能性がある。

欲を言えば、高い位置から目視して、チビの回遊コースや現在位置を把握したいが・・・・

ここで立つと、ポイント全滅!

西洋毛ばり人
西洋毛ばり人

膝立ちでもかなりポイント全滅のリスクがある

ゆっくり泳いているせいか?水面に出る波からも予想できない。

西洋毛ばり人
西洋毛ばり人

用心深さは、天然魚だね

以上から、チビは釣れたらいいかな?ってくらい。

イワナとヤマメに的を絞る!

水温上昇が感じされるので、イワナのポイント①を優先させて、次の順番でフライを投げる。

フライは12番スズメバチカディス。

12番スズメバチカディス

無風状況でカゲロウが水面付近を飛んでいるが、チビを含めてライズがない。

これを考慮して、かなり大きめでインパクトのある12番スズメバチカディスを選択した

正直言ってイワナなら出る可能性は高いが、ヤマメは・・・・・無理かと。

 

実釣

実釣ポイント①

ポイント①

手前から順番にフライを投げてきたいのだが、波一つない水面・・・・

一投目のインパクトは大きい・・・・

なので、いきなりイワナの本命ポイントにキャスト。

中央付近からものすごいスピードで・・・・・出た!

ヤマメだ!

回遊していたチビが反応しれくれた。

 

実釣ポイント②

ポイント②

まずは水面が落ち着くのを待つ・・・・・。

 

フライを14番CDCカゲロウに変更する。

14番CDCカゲロウ

それに伴って、ラインシステムも変更する。

具体的には、リーダーを7x、ティペットを0.4号にする。

 

数回投げるも出ない。

チビがものすごいスピードで、右岸へに走ったので警戒度が上がっているのかもしれない・・・・

もう少し時間をあけて、再度チャレンジする。

 

再び実釣ポイント①

ポイント①

チビが釣れてしまったが、本来のイワナはまだ定位している可能性がある。

ランディングもほぼ引き抜くようにしたので、水面等へのインパクトも最小限にしたつもりだ!

フライは、14番CDCカゲロウ。

1投目・・・・・ゆっくり流れて・・・・・出ない。

2投目・・・・ゆっくり流れて・・・・チョイチョイと動きを入れて、カゲロウが水面でもがいている様子を演出・・・・したつもり。

・・・・・

14番CDCカゲロウが、消えた!

一呼吸入れて、ロッドを煽って、アワセを入れる。

ポイント①

アワセの瞬間の感触から小さいと判断したので、引き抜いてネットイン。

予想通りイワナだ!

西洋毛ばり人
西洋毛ばり人

チョイチョイと動きを入れて、カゲロウが水面でもがいている様子を演出

これをするには

  • ティペットが浮いていること
  • ラインを少しずつ素早く引くこと

 

再び実釣ポイント②

ポイント②

2匹目をネットインしてから、3分と経っていないが・・・・

西洋毛ばり人
西洋毛ばり人

もう膝が痛くなってしまった・・・・

ってことで、ダメ元で中央付近にフライをキャスト。

カゲロウが水面をもがくような演出・・・・・

演出・・・・・

演出・・・・・消えた!

ヤマメが吸い込むように、14番CDCカゲロウを咥えた!

西洋毛ばり人
西洋毛ばり人

この瞬間が一番ドキドキする!

ズン!

っという感触と共に、ぐるんぐるんというローリング。

ヤマメを釣ったという実感を味わう!

 

どんなポイントで、ヤマメ・イワナが釣れたか?

西洋毛ばり人
西洋毛ばり人

サカナが出たのは、全て写真の中央付近です

写真のどこにサカナが潜んでいたか?

想像してみよう!

 

後記(初冬の釣れる時間帯とは?)

15時過ぎると、反応がピタッと止まる。

11月中旬から、この傾向が見られる。

気温低下による水温低下・・・・・これが原因なのか?

今日は比較的虫が出ていたが、出ていない釣行でも15時を過ぎると反応が薄くなる。

14時をピークとして気温が下がり始めるように感じている。

15時過ぎから反応が薄くなる。

 

1時間でヤマメ・イワナの活性に影響を与えるほど水温は低下するだろうか?

ヤマメ・イワナの活性の傾向(私的見解)としては

  • 10時水温から0.5〜1℃上昇→活性の上昇
  • 14時ピーク水温から0.5℃低下→活性の低下

活性の上下動は、水温だけでなく、他の要素(例えば、風、虫、日向日陰など)でも影響をうけるだろう。

色々と総合的に考えて、ヤマメ・イワナも餌を捕食するだろうし、

釣り人も持参しているフライ、キャストする場所・・・などにも釣れるか否かは影響をうける。

ゴチャゴチャと考えて釣る・・・・それが楽しい!

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