2021.11.25 GO TO シャロムの森
釣果14匹(ヤマメ10イワナ4)
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状況
2021.11.25シャロムの森の状況
天気 晴れ
気温 1℃(9時半管理棟)

水温 2℃(10時入渓点・肌感覚)
水位 減水(前回釣行2021.11.23との比較)
水位 平水(例年との比較)
風 無風(管理棟付近)
風 微風(渓流域)
虫 小型のカゲロウ
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ヤマメ・イワナの活性
今日は、シャロムの森L側を釣る。

ドラム缶の蓋には氷・・・・落ち葉には霜・・・・寒い。



林道にはくっきりとしたワダチ。
今日は、R側にだれか入渓しているようだ。
こんなに寒いのに、早朝からの入渓・・・・釣れるのだろうか?

ニンフなら爆釣だろうが・・・・
相当に気合いの入っている釣り人には間違いない。
管理棟で1℃だから、入渓点では氷点下。
それでも、入渓点付近の水面にはカゲロウが飛んでいる。
集団飛行というほどではないが、5〜6匹以上は飛んでいる。
・・・・・・・ライズがない・・・・・・・・。
水温を感じるために、手を流水に入れる。
冷たい・・・・っというより痛い。
これでは、ヤマメもイワナもご飯どころではないだろう。
水底にジッとしているのが、容易に想像できる。
ロッドを繋いで、釣り支度が整った頃、風が・・・・・。
思わず肩をすくませる。
鼻水が・・・・・などと思っていると、いつの間にか水面付近を飛んでいたカゲロウが消えていた。
水辺の岩が鈍く光っている。
凍っているのか?と触ってみると、やはり凍っている。
迂闊に岩に足を乗せられない。
簡易スパイクをウェーディングシューズに装着する。
それでも、細心の注意を持って釣り上がる必要がある。
風が吹く前にカゲロウが飛んでいたので、カゲロウパターンのフライを選択しようかと思ったが、やめた。
フライは、12番スズメバチカディスを選択した。

12番スズメバチカディスの主な釣果実績
水面付近のカゲロウに、ライズがなかったからだ。
水温が低すぎるせいだろう。
速い流れからは反応がない。
速い流れの脇、反転流・・・・しかも水深がスネくらい?なら、反応はある。

ポイントが限定的・・・
ヤマメ・イワナの動きが鈍いようで、フッキングが甘い。
Uターンも多い。
朝食からスズメバチというのは、ヘビーすぎるのかもしれない。
ヤマメ・イワナをどう釣ったか?






入渓直後に吹いてきた風で、虫が消滅してしまったものの
11時過ぎ、風裏に入ったせいか無風状況。
そして、カゲロウ・蛾が再び飛んでいる。
木々の間から空を見上げると、雲がものすごいスピードで走っていく。

風裏、確定!
水温も上昇している・・・・虫も飛んでいる・・・・が、ライズがない。

あいかわらず、
ヤマメ・イワナは水面の餌に期待していないようだ
スズメバチカディスを流れの付近の緩流帯に置くと、ほぼ100%反応がある。
出方がスプラッシュ気味なので、小型・・・・・。

大型は水深があるプールに移動して、越冬準備万全!?
大型は、警戒心が高い・・・・・
プールでスズメバチカディス・・・・・

出ない・・・・・当然か・・・・
ポイント


写真の3匹は、このプールで釣った。
今回は、大きなプールから数匹のサカナを引き出す過程を説明する。
遠目から確認する限り中央部が最も深く、左側(右岸崖際)が最も浅く、次に右側(左岸)がやや浅く沈み石もない砂地。
現在12番スズメバチカディスを選択しているが、この水面では厳しい・・・・・のは明らかだ。
前日は受付での状況を考えると、入渓者はいない・・・・・
フィッシングプレッシャーは軽減しているものの、これだけのポイント・・・・一番人気のL3・・・・。

これらを考慮すると、警戒心が全くない・・・・っということはない
これだけ大きいポイントであることから

チビは回遊、イワナとヤマメは水底に定位
水温上昇からイワナは、浅いポイントに定位している可能性もある
静かにフライを落とすことは大前提であるが、落とす順番も重要である。
フライを落とす順番


ポイントを①②に絞り、①②の順にキャストする。

ポイント①は、イワナとチビ
ポイント②は、ヤマメとチビ
チビは回遊しているので、どこからでも出る可能性がある。
欲を言えば、高い位置から目視して、チビの回遊コースや現在位置を把握したいが・・・・
ここで立つと、ポイント全滅!

膝立ちでもかなりポイント全滅のリスクがある
ゆっくり泳いているせいか?水面に出る波からも予想できない。

用心深さは、天然魚だね
以上から、チビは釣れたらいいかな?ってくらい。
イワナとヤマメに的を絞る!
水温上昇が感じされるので、イワナのポイント①を優先させて、次の順番でフライを投げる。
フライは12番スズメバチカディス。

無風状況でカゲロウが水面付近を飛んでいるが、チビを含めてライズがない。
これを考慮して、かなり大きめでインパクトのある12番スズメバチカディスを選択した
正直言ってイワナなら出る可能性は高いが、ヤマメは・・・・・無理かと。
実釣
実釣ポイント①

手前から順番にフライを投げてきたいのだが、波一つない水面・・・・
一投目のインパクトは大きい・・・・
なので、いきなりイワナの本命ポイントにキャスト。
中央付近からものすごいスピードで・・・・・出た!
ヤマメだ!
回遊していたチビが反応しれくれた。

実釣ポイント②

まずは水面が落ち着くのを待つ・・・・・。
フライを14番CDCカゲロウに変更する。

それに伴って、ラインシステムも変更する。
具体的には、リーダーを7x、ティペットを0.4号にする。
数回投げるも出ない。
チビがものすごいスピードで、右岸へに走ったので警戒度が上がっているのかもしれない・・・・
もう少し時間をあけて、再度チャレンジする。
再び実釣ポイント①

チビが釣れてしまったが、本来のイワナはまだ定位している可能性がある。
ランディングもほぼ引き抜くようにしたので、水面等へのインパクトも最小限にしたつもりだ!
フライは、14番CDCカゲロウ。
1投目・・・・・ゆっくり流れて・・・・・出ない。
2投目・・・・ゆっくり流れて・・・・チョイチョイと動きを入れて、カゲロウが水面でもがいている様子を演出・・・・したつもり。
・・・・・
14番CDCカゲロウが、消えた!
一呼吸入れて、ロッドを煽って、アワセを入れる。

アワセの瞬間の感触から小さいと判断したので、引き抜いてネットイン。
予想通りイワナだ!

チョイチョイと動きを入れて、カゲロウが水面でもがいている様子を演出
これをするには
- ティペットが浮いていること
- ラインを少しずつ素早く引くこと
再び実釣ポイント②

2匹目をネットインしてから、3分と経っていないが・・・・

もう膝が痛くなってしまった・・・・
ってことで、ダメ元で中央付近にフライをキャスト。
カゲロウが水面をもがくような演出・・・・・
演出・・・・・
演出・・・・・消えた!
ヤマメが吸い込むように、14番CDCカゲロウを咥えた!

この瞬間が一番ドキドキする!
ズン!
っという感触と共に、ぐるんぐるんというローリング。

ヤマメを釣ったという実感を味わう!
どんなポイントで、ヤマメ・イワナが釣れたか?

サカナが出たのは、全て写真の中央付近です
写真のどこにサカナが潜んでいたか?
想像してみよう!




























後記(初冬の釣れる時間帯とは?)
15時過ぎると、反応がピタッと止まる。
11月中旬から、この傾向が見られる。
気温低下による水温低下・・・・・これが原因なのか?
今日は比較的虫が出ていたが、出ていない釣行でも15時を過ぎると反応が薄くなる。
14時をピークとして気温が下がり始めるように感じている。
15時過ぎから反応が薄くなる。
1時間でヤマメ・イワナの活性に影響を与えるほど水温は低下するだろうか?
ヤマメ・イワナの活性の傾向(私的見解)としては
- 10時水温から0.5〜1℃上昇→活性の上昇
- 14時ピーク水温から0.5℃低下→活性の低下
活性の上下動は、水温だけでなく、他の要素(例えば、風、虫、日向日陰など)でも影響をうけるだろう。
色々と総合的に考えて、ヤマメ・イワナも餌を捕食するだろうし、
釣り人も持参しているフライ、キャストする場所・・・などにも釣れるか否かは影響をうける。
ゴチャゴチャと考えて釣る・・・・それが楽しい!
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