2022.8.1 GO TO シャロムの森
釣果23匹(ヤマメ13イワナ10)
状況
2022.8.8.1シャロムの森の状況
- 天気 晴れ
- 気温 23℃(9時半受付棟)
- 水温 16℃(10時L3入渓点)
18℃(12時L3中間点)
- 水量 大増水(例年との比較)
大増水(前回釣行2022.7.28との比較)
- 風 無風
サカナの活性
今日は、シャロムの森L3を釣っている。
L3といえば、シャロムの森の1番人気。
しかも、昨日は日曜日。
前日に入渓者がいるのは、想定内・・・・
前回釣行(2022.7.28)では同じL3を釣ったが、カミナリとゲリラ豪雨で13時途中撤退。
リベンジしたい・・・・・が・・・・・・
連日のカミナリとゲリラ豪雨のようで、大増水+低水温。
10時の入渓直後は反応ナシ。
フライは、10番ピーコック、12番スズメバチ、14番アント・・・・色々と変えてみるも反応が少ない。
サカナがいるので、おそらく水底や岩陰にジッとしているのだろう。
今回の水温は16℃、前回(2022.7.28)の水温は18℃である。
急激に低水温になったためか?
恐ろしく低活性・・・・・。
12時過ぎから反応が出てくる。
不思議に思って水温を測り直すと、水温18℃。
10時から2℃も上昇している?
測る場所によっても温度は違うので、一概にはいえないが・・・・
急激な水温の乱高下もあるようだ。
ヤマメもイワナも常に裸体だから、
心臓に良くないだろうに・・・・
っと、55歳の高血圧症の僕は同情
フライは、12番スズメバチカディス。
12番スズメバチカディスの釣果実績
10番ピーコックパラシュートには見にくるが、Uターンが多数。
虫はハエ程度しか確認できないが、ドライフライへの反応が非常に良くなった。
速い流れの脇からヤマメ、遅い流れからはヤマメとイワナの反応がある。
イワナは、スネくらいの水深がないと反応がない。
ヤマメは、足首程度の深さがあれば反応する・・・・・が、チビヤマメ。
この3匹をどう釣ったか?
大増水とあって、サカナも避難している様子。
イワナは緩い流れで水深は足首程度の場所
ヤマメは水深のある場所に集団避難している様子
これら3匹は、同一のポイントから釣れた。
このポイントはシャロムの森の中でも最も深いポイントのひとつだ。
沢山のヤマメが集団避難をしている・・・・・たぶん。
流れの解説とポイント
左岸にもいいポイントがあるが、右岸の水深のある場所があまりにも居心地がいいせいか?反応ナシ。
イワナの反応がありそうなポイントも沢山あるのだが・・・・・
右岸を中心に攻める。
ポイントを3箇所に絞った。
ポイント解説
ポイント①
この大きなポイントの最下流。
二つの大きな流れが完全に合わさったポイント。
底石が小さいものが多いが、2〜3個やや大きめのものがある。
おそらく大きめの底石付近に潜んでいるはずだ。
このポイントのサカナを確実に釣らないと、他のポイントが全部がおそらくダメになってしまう。
サカナが上流側に逃げられると、
他のポイントのサカナも警戒してしまうのだ
流芯のど真ん中であり、ロングドリフト+ナチュラルドリフトで、サカナにフライをじっくりと見せる必要がある。
これら三つのポイントの中でドリフトという点で最も難しい。
ポイント②
右岸の岩沿いか白泡の下に潜んでいる・・・・はず。
流れが速いので、白泡の下の可能性が高い
時間をかけて観察するも、魚影は確認できない。
真横に大岩があるので、その後ろからアプローチする。
アプローチがうまくいけば、釣れたも同然か?
アプローチは、一度左岸の岸付近まで行き、ポイント真横から直線的に接近する。
もちろん、中腰姿勢+忍び足。
ポイント③
大きな流れ二つの向こうのポイント。
水深があり、水底は目視できない。
ポイント後方の倒木の中に潜んでいるかもしれないし、水底に潜んでいるのかもしれない。
人間からは水底が見えない。
エサを探しているサカナなら
フラットな水面にフライを漂わせれば、
反応がありそう
キャスト位置は、ポイント②同じく大岩の後ろ。
アウトリガースタイル・・・・・が、ちょっとキャスト位置からは距離がありそうなんで、どうだろうか?
実釣
実釣ポイント①
流心をロングドリフトさせたいので、ポイント真横にキャスト位置を・・・・っと思ったが、これではポイント②のサカナからは丸見え状態。
ポイント①下流をキャスト位置と決めた。
多くのスラックを入れる必要があるので、リーダー+ティペットの長さを17ftほどに変更する。
7ftロッドを使用し、
リーダー+ティペットの長さは最長14ftくらい」
幸運なことに頭上には大きなスペースがある。
フォルキャストには問題はなさそう。
下流からのキャストなので、フライ着水と同時にラインの回収を大急ぎで行う。
12番スズメバチカディスが着水・・・・スリッピング・・・・出た!
右岸の岸壁からヤマメが横っ飛び!
アワセ!大アワセ!
しかし、手応えがない・・・・・それでも、急いでラインを回収していく。
ブルブル・・・・・手応えがあった。
まだヤマメはついている。
ロッドを立てて、さらにラインを回収する。
一段下がった場所でランディング。
ヤッタ〜!っていうより、ホッとした。
ヤマメの口から・・・・・食道付近からフライを外す。
これだけ呑み込んでいれば、
バーブレスでも外れない
実釣ポイント②
ポイント①でのヤマメをリリースし、左岸沿いを歩いて、ポイント②の真横から直線的に予定キャスト位置の大岩に移動する。
忍び足で・・・・ゆっくりと・・・・。
その間もポイントを観察する。
杉の倒木の下方にヤマメが浮いている。
ここまま大岩まで接近すると、
逃げられるのは、確実だ
急遽予定変更。
大岩の後ろ(ポイント真横)1mをキャスト位置と決めた。
後方に木があるので、少し上流側にキャスト位置を変えて、フォルキャストのスペースを確保する。
白泡の中にフライを入れて、流せばいいだろうと考えていたが・・・・・
ヤマメは水中での捕食行動を盛んにしているものの、水面での捕食行動は一切確認できない。
これでは、ヤマメが潜んでいる杉の倒木付近にフライを着水させる必要がある。
一気に難易度が上がった。
ナチュラルドリフトさせるというより
2〜3秒水面に静止してくれればいい
オフショルダーでキャストし、リーチを入れつつ、スラックも入れる。
さらに、難度が上がる。
フォルキャスト1回、シュート!
フライは白泡の中に・・・・・すぐさまヒックアップ。
もう一歩キャスト位置を上流側に移動する。
今度は、通常のキャスト。
その分、スラックを沢山入れる。
ループ先端を水面に突き刺すイメージ
フォルキャスト1回、シュート!
水面にループの先端が刺さると同時に、フライは失速し、フワッと水面に落ちた。
・・・・1・・・・喰った!
すぅ〜〜〜と一直線にフライに向かい、ヤマメはフライを大口を開けて呑み込んだ。
アワセ!
ここでもスリッピングが間に合わず、大アワセ。
しっかりとした感触があった。
テンションを保ったまま、下流にヤマメを誘導し、上流側のポイントを荒らすことなく、ネットイン。
実釣ポイント③
キャスト位置は、予定通り。
思っていたよりポイントまでの距離がある。
しかも、速い流れを2本またぐ。
ポイント後方の杉の倒木が厄介だ。
ティペットを長くした状態でキャストすると、
流れに乗ったラインが杉の倒木にひっかかるのは、明白
リーダー+ティペットを通常の長さよりやや短めにし、アウトリガーで攻める。
このリーダー+ティペットの長さだと、流れをまたげない。
そこで、大岩から低い姿勢で身を乗り出し、これを克服する。
白泡と白泡の間のちょうどフラットな水面にフライをキャスト・・・・水底からものすごい勢いでヤマメがフライをひったくった。
アワセ!
瞬間的にフッキング浅いのが、わかった。
テンションを維持しつつ、テンションをかけすぎないように・・・・・下流に誘導しつつ、流心を横切って、ネットイン。
案の定、皮一枚のフッキング・・・・
どんなポイントで、どんなサカナが釣れたか?
サカナが出たのは、全て写真の中央付近です
写真のどこにサカナが潜んでいたか?
想像してみよう!
後記(推理!?なぜ入渓直後反応がなかったのか?)
増水の予想は、見事に的中し、入渓直後から爆釣か?っと思ったが、
実際は・・・・・
入渓直後水温16℃だったので、適正水温範囲内にあると考えていい。
では、なぜ反応がなかったのか?
「サカナの活性」や「この3匹をどう釣ったか?」には書いていないが、反応がない時に川の中をバシャバシャと歩いてみた。
増水で川幅が広がり、
サカナが散っているかもしれない・・・・・
川の中をバシャバシャと歩くことで、
サカナがどんな場所に潜んでいるのか?のヒントを探っていたのだ。
バシャバシャと歩いても、サカナが逃げ走ることはなかった。
つまり
水深のある場所にサカナが潜んでいる
じゃあ、なぜ水深のあるポイントから反応がないのか?
サカナは、雷雨による急激な増水による速い流れから避難した。
流れは表層がもっとも速く、水底に近づくにつれて遅くなる
サカナの避難場所は水深のある水底。
雷雨の冷たい雨・・・・
最初は冷たい雨水も表層を流れいるが、遅い流れになった場所で水底に落ちていく。
お風呂と同じ
サカナが避難した場所にゆっくりと冷たい雨水が溜まっていく。
サカナの体温が下がり、低活性になる。
サカナは変温動物
水温変化は、サカナの活性に大きな影響を与える
釣行序盤の流れの表層では16℃、サカナが避難している場所では15℃くらいだったかもしれない。
短時間で体温が1℃も下がったら・・・・・
人間なら1℃の体温変化の影響は、体調や食欲に大きな影響を与えるのは明らかだ。
今回の釣行序盤では、こんなことが起こっていた・・・・・のかもしれない。
こんな推理をするのも、フライフィッシングの楽しみだ。
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