2022.6.16 GO TO シャロムの森
釣果16匹(ヤマメ13イワナ3)
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状況
2022.6.16の状況
- 天気 くもりのち晴れ
- 気温 15℃(8:30受付棟)
- 水温 10℃(9:00L3中間地点付近)
- 水量 大増水(前回2022.6.13と比較しては若干の減水?)
- 風 無風
- 虫 一日を通して川では見ない。小型の蛾が若干。
*母がショートスティの為、90分早く入渓した。
日本気象協会 みどり市1時間天気は、こちら
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サカナの活性
前回釣行(2022.6.13)はあまりにも反応が多く、L3の中間付近までしか釣り上がれなかった。
今日は、その続き・・・・・L3中間点付近より入渓。
入渓してしばらくは、イワナを中心にそこそこ反応があったが、L4に近づくにつれて反応が減ってゆく。
原因は、わかった・・・・かもしてない。
L4の通らずの上の林道で重機が稼働している。
振動が人間が体感できるほどだ。
・・・・っということは、サカナには、居心地が悪い?
L4を林業作業中のため自主的に退渓し、L1へ。
L1は全体的に浅くなったが、ちょっとした深場を拾って、釣り上がる。
虫はいないが、反応は多い
増水状況なので、リーダーをいつもより長くしていることもあってか?
フックキングが甘く、ネット直前での逃亡が5連続・・・・・
ネット直前・・・・・
さすがに、へこむ
反応は至る所にあるちょっとした深場からほぼあるので、ココロがなんとか折れずに済んだ。
流れが速く、流心の表層にはチビヤマメさえいない。
いや、チビヤマメでさえ岸際の流れの緩い場所、しっかりと底石のある場所、ちょっとした深場などに避難している様子。
大きなヤマメは、水深1m以上の深場の底にジッとしているに違いない・・・・・。
っと分かってはいるが、フライフライで大きなサカナは反応させることは難しい。
少なくとも僕のテクニックでは・・・・・
フライは、一日を通じて、12番スズメバチカディス。
12番スズメバチカディスの釣果実績
湿度が高いせいか?浮力の維持のためにこまめにフロータント処理をする。
この1匹をどう釣ったか?
L1に移動してからのポイント。
L1は、全体的にサカナのサイズが小さい。
その分、数が出る・・・・が、今日はチビヤマメも速い流れを避けて、避難している様子。
っと言っても、L1は深くても膝くらい。
ドライフライで釣れるポイントは、無数にある。
ポイント解説
無数にサカナが潜んでいそうな場所がある。
その全部にフライを流したら、釣れる!
ってわけではなく、むしろポイントを荒らしてしまう。
そこで、下記の点を考慮してポイントを3箇所に絞った。
- 小さめのヤマメがターゲット
- チビヤマメでさえ避難している様子
- 水中の底石の状況
- 流れの速さ
- 水深
特に重視したのは、底石の状況
実釣ポイント①
沈み石の状況からヤマメが潜んでいる場所を2箇所と推理した。
いずれも水深があるので、ヤマメが潜んでいる予想地点よりもかなり上流からフライ(F1、F2、F3)を流す。
速い流れ
サカナが追ってくることを想定している
かなり下流まで流す・・・・が、反応ナシ。
実釣ポイント②
キャスト位置を左岸の岸際にし、オフショルダーでキャストする。
幸い頭上に枝等の障害物はない。
ポイント②は、底石の状況が良好なので選択した。
流れは流心よりは遅いが、ドライフライに反応してくれるか否かのギリギリ。
ドリフト距離をために、
- ライン(フライライン)を左岸の岩の上に置き、スラックを多く入れる。
- 白泡の切れ目付近にフライを投下する
1投目は、・・・・・反応ナシ
2投目は、写真(ポイント②)のH付近にフライを投下し、岩まで流すが、反応ナシ。
3投目は、再び白泡の切れ目付近にフライを投下・・・・・
ピシャ!
H 地点で水飛沫、反射的なアワセ!
チビヤマメが飛んできた。
ちょっと?力んでしまった・・・・
実釣ポイント③
キャスト位置を右岸から左岸に移動する。
このポイントの大きさからして、チビヤマメ1匹だけ・・・・・ってことは、ない。
少なくとも2匹、多ければ、5匹はいるはずだ。
ポイント①で反応がなかった
これを考慮すると3匹がいいところか?
F1からフライを流す・・・・・ピシャ!
沈み石付近で出たが、すっぽ抜け。
明らかに、チビヤマメ・・・・。
ついで、F2よりフライを流す・・・・・沈み石付近・・・・・反応ナシ
フライをメンテナンスしつつ、時間を経過させること2分
再びF1からフライを流す・・・・・沈み石付近・・・・・反応ナシ。
この後、連続して数回F1、F2を交互に流すも反応ナシ。
どんなポイントで、どんなサカナが釣れたか?
サカナが出たのは、全て写真の中央付近です
写真のどこにサカナが潜んでいたか?
想像してみよう!
後記(振動について)
11:09〜12:55間、釣果がない・・・・・。
僕の場合、正午くらいから1時間釣れないことは多くある。
集中力が切れるせい?
今回は、ちょっと違和感があった。
しかも、2時間近く・・・・・。
11:00位から重機(林業作業用重機)の音が聞こえ始めた。
8時から作業しているだろうから、重機の音が聞こえる範囲まで釣り上がったのだ。
重機の音を意識できるようになってから、サカナの反応がなくなった。
徐々にではなく、ピタリ!
釣り人ならサカナが視覚的要素で危険を回避することは知っている。
頭上から鳥に襲われることは容易に想像できるし・・・・・。
音はどうだろうか?
静かに釣る・・・・これは渓流釣りでよく言われる。
「音はサカナの反応と関係がさほどない」と僕は考えている。
現に、熊鈴をつけているからサカナの反応が悪いという話は聞かない。
僕自身、よく叫ぶ・・・・・。
特にすっぽ抜けやフックアウト・・・・・こんな時は
「なんでぇ〜〜〜!」
とか
「おぉぉぉぉ〜〜〜〜!」
とか叫んでいる。
ヘンタイではありません・・・・感情表現です
しかし、この後釣れなくなったということはない。
音は、サカナの警戒心に影響を与えないと考えている。
振動はどうか?
音も振動があるが・・・・・ここでいう振動とは、水中を伝わるもの。
そういえば、入渓直後からサカナの出方が変だった。
リアクションバイトのような出方・・・・・
スプラッシュ気味の出方・・・・・
シャロムの森は、長年放流されていない。
現在生存しているサカナは、ほぼ天然魚っと言っていい。
ナチュラルドリフトさせると、シュッポっとフライが突然消えるような出方をする。
吸い込まれるような出方
これが、楽しいから通っているのだ!
今日は・・・・・全体的にスプラッシュ気味。
重機の動く振動がサカナの警戒心を高めた・・・・・?
10:52のイワナは、L3の「おまけ沢」で釣った。
その後、本流ではリアクションバイトのような出方はあるものの、シャロムの森本来の出方はない。
12時を過ぎて、軽自動車と小型ダンプが数台林道を下っていった。
重機の音が消える。
それから1時間経過。
12:55にヤマメを釣る。
こいつはスプラッシュ気味の出方だったが、フライは呑み込まれていた。
13:11にヤマメを釣る。
こいつはフライが吸い込まれるような出方・・・・これが本来のシャロムの森の出方。
さらに、上流に行くと通らずの淵がある。
期待は高まったが、直後に重機の音が・・・・・。
いつもなら数匹は釣れる淵なのだが・・・・・今回は残念。
「通らずの淵」の横の斜面を登るって退渓するのが、通常だ。
今日はまさにそこで重機が動いているので、危険と判断し、川を下って退渓する。
こちらは、お遊び
あちらは、お仕事
どちらが優先されるかは、自明ですね
川を下るのは、釣り上がる時よりも数倍注意を払う。
ゆえに、休み休みに・・・・・
ふと立ち止まった時に、振動を感じた。
人間で感じられる振動・・・・・水中にいるサカナが感じる振動はどうだろう?
大地震クラスの振動かもしれない。
少なくとも不快感はあるはず・・・・・。
過去に読んだ雑誌の中で
「尺ヤマメがライズ・・・・・対岸に渡りたい・・・・・僕は100m位下って川を渡ります」
っというような内容の記事を読んだ記憶がある。
このときは、「へぇ〜〜〜」っとしか思わなかった。
帰宅のクルマの中で今日の釣りの違和感について考えていた時に、この記事に思い出し、今日の釣りが納得できた。
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