2022.9.29 GO TO 某管理釣り場
釣果25匹(ヤマメ21イワナ4)
この記事を最後まで読んでもらえると、次のことがわかります。
⑥後記(12番スズメバチカディスのフロータント処理について)
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状況
2022.9.29某管理釣り場の状況
- 天気 晴れ
- 気温 16℃(9時半管理棟)
- 水温 13℃(10時入渓点)
- 水位 平水(例年との比較)
- 水位 大減水(前回釣行2022.9.26との比較)
- 風 無風
- 虫 トンボ(管理棟付近)
- 虫 ナシ(入渓点付近)
サカナの活性
前回釣行2022.9.26との比較では大減水とあって、サカナも神経質になっている様子。
アプローチで逃げられないように慎重にポイントに接近する。
サカナとの距離は、7〜10mは必要だ。
さらに接近するには、常に低姿勢に要求される。
障害物付近ほんの数センチの違いで、反応があったり、なかったり・・・・と中々シビア。
これが、たまらなく面白い!
荒喰いが始まっているせいもあってか?
フライはなんでもいいみたい・・・・
アント系、陸生昆虫系のフライへの反応が少ないのが、不思議だ。
フライの大きさは、12番、14番ってところだろう。
僕は、12番スズメバチカディスだけ
大物?フツーサイズはすでに深場に移動したようで、チャラ瀬からは出てこない。
産卵行動が見られるか?っと思ったが、その気配すらなかった。
上流域と下流域とでは、こんなにも違うものか・・・・
この1匹をどう釣ったか?
入渓直後春先?の伐採作業で河川に放置?された杉の枝がいいサカナの隠れ家だ。
もう枯れて虫の隠れ家にもなっている。
虫が時々落下して、サカナのエサにもなるだろう。
サカナにとっては都心一等地だ。
釣り人にとっては厄介な場所である。
キャスト時にフライが枝に引っ掛ける可能性が高い。
引っかかるのを恐れて手前ばかりを釣っても、サカナは反応しない。
攻めの釣りができているか?
いい場所にフライを落とし、十分なスラックを入れてナチュラルドリフト・・・・・
「あれっ?出ない?」
ピックアップしようとすると、ティペットが枝に引っ掛かっている。
これらは、障害物周りを攻める時のあるあるパターン。
ナチュラルドリフトが注目されるが・・・・
スラックの量やティペットの位置を把握できることが前提となる!
時には、上流に回り込んでフライを流し込むことも考える。
フライ先行が重要だ!
フライ先行は、サカナにティペットの存在を認識させないことが重要視されがち。
実は、フライ先行ドリフトはティペットを障害物に引っかけさせないという効果もある。
後者の方が、実釣ではメリットを感じることが多い。
ポイント
ポイント①
水深が膝くらいあるようなので、サカナが潜んでいる・・・・かもしれない程度の可能性。
反応があれば・・・・
釣れたら・・・・
ラッキーって感じかな?
ポイント②
枝というより倒木っと表現した方がいい太い倒木直下にサカナが潜んでいる可能性が高い。
捕食行動は、ポイント下流だと枝が邪魔でキャストの難易度が爆上がりする。
サカナは上流に頭を向けて潜んでいるはずなので、ポイント上流側でも反応があるかもしれない。
ポイント上流側で反応を得るには、サカナにとって「うまそうなフライ!」であることが重要だ!
『サカナにとってご馳走!』
こんなフライを持っているか否かが、勝負!
ポイント③
枝の下でミッジが集団飛行している。
しばらく観察したが、ライズは確認できず・・・・魚影も確認できない。
潜んでいる雰囲気は、じゅうぶん!
ひょっとしたらミッジを捕食しに来る肉食昆虫をサカナは待っているかもしれない。
実釣
実釣ポイント①
ポイントのかなり上流からフライを流芯に乗せて流すも、反応ナシ。
そもそも流れが早く、反応を得るのは無理だったかもしれない。
実釣ポイント②
フライは、12番スズメバチカディス。
12番スズメバチカディスの釣果実績
この時期の僕のエースフライだ!
ポイント①を攻めている時に、ライズが確認できた。
ライズがポイント②の下流・・・・もっとも厄介な場所だ。
フライをメンテナンスしながら様子を見ているが、再びライズはなく、魚影は確認できない。
これだけの障害物がある。
潜んでいるサカナが1匹ではないだろう。
サカナは上流にアタマを向けて、定位する。
このライズは、ターゲットのサカナが起こしたものではないかもしれない。
上流にいるサカナが落下の気配を感じ取れる。
かなり大きなご馳走が落下したのかもしれない。
色々と考えることもあるが、
考えていても、釣れない
さて・・・・どう釣るか?
方法としては、二つ。
- ポイント②の石にループの先端をぶつける方法
- ポイント②のやや上流からフライを流し込む方法
1.ポイント②の石にループの先端をぶつける方法
メリット
- 大きなスラックを作ることができるので、ナチュラルドリフトが容易
デメリット
- スラックの量をコントールするのは、難しい。
- この方法は流れがある状況で使用すると、ティペット先行で流れることが多く、ラインが障害物に引っかかることが多い。
2.ポイント②のやや上流からフライを流し入れる方法
メリット
- 前記の方法と比較すると、キャストが容易。
- フライ先行で流すのが容易、フライやラインが障害物に引っかかる確率を下げることができる。
デメリット
- 上流側に回り込む必要があるので、ポイント③を潰す可能性がある。
それぞれに長所短所があるが・・・・
ポイント②では、ラインやフライが障害物に引っかかるのを回避することが最重要と考えて、
「2.ポイント②のやや上流からフライを流し込む方法」を選択する。
キャスト位置をポイント③の対岸あたりにした。
キャスト位置を極端に上流にさせると、ポイント③を潰すことになるからだ。
Fにフライをキャスト・・・・・ティペットに充分なスラックが入っている。
流れよりゆっくりフライが倒木の方へ・・・・・
あぁぁ・・・・・倒木に引っかかる
ヤマメがスゥ〜〜〜と浮いてきて、フライを静かに吸い込んだ。
瞬間的にアワセ!
えっ!?
一瞬手応えがあったが・・・・・
サカナが倒木直下でバシャバシャと暴れているが・・・・手応えはない。
ラインが引っかかっている・・・・・?
慌ててネットを引き出し、ヤマメをネットですくい、倒木に引っかかったラインを回収した。
ポイント③は潰れた・・・・・・
フライもラインもヤマメも回収できたので、OK!
どんなポイントで、どんなサカナが釣れたか?
サカナが出たのは、全て写真の中央付近です
写真のどこにサカナが潜んでいたか?
想像してみよう!
後記(12番スズメバチカディスのフロータント処理について)
12番スズメバチカディス・・・・僕のメインフライだ。
今年は出番が多く、6月下旬から使用している。
普通は、7月中旬かな?
12番スズメバチカディスは、ニンフ用のフックを使用している。
とても沈みやすい・・・・。
だから、フロータント処理はとても重要だ。
最初に、ドライディップスーパーに浸ける。
しばらく釣っていると、
水面にインパクトある落とし方をするとそのまま沈むようになる。
こうなったら、ウィングにドライシェイクスプレー。
これで、ハックルは水面下、ウィングは水面上になる。
フラットな水面のプールの出現。
ここは、CDCに変更・・・・・ってこともあるけれど、12番スズメバチカディスでも対応できるときもある。
判断は難しいが・・・・。
水深が腰くらいあれば
反応を得られることが多いかな?
12番スズメバチカディスをドライシェイクでシャカシャカする。
これで、ウィングとハックルが水面上になる。
1匹釣れると、フライ交換が前提・・・・
ハックルやウィングなどマテリアルの高騰の現在では、お財布に痛い。
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