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2023.9.13シャロムの森の状況
- 天気 晴れ
- 気温 26℃(9時半管理棟)
- 水温 未計測(水温計紛失のため)
- 水位 減水(前回釣行2023.8.24との比較)
- 水位 平水(例年との比較)
- 風 無風
- 虫 トンボ、カエル、ハチ、アリ、バッタ(管理棟付近)
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シャロムの森公式HPは、こちら
ヤマメ・イワナの活性
今日は、L4を釣る。
前々回釣行での予定区間であったが、天気が悪く、大増水という状況で断念した経緯がある。
今回こそは!っと思っての区間選択であったが、見事な晴れを引き当てた。
L4であるが、1/3程度進んだ滝の上流より入渓する。
ここは、シャロムの森で唯一、入渓に危険が伴う。
僕は、いつもロープを張る。
ロープを張る手間など1〜2分。
この手間を疎かにして、怪我でもすると厄介だからだ。
ロープで降下しても、ここから上流はL5入渓点までは岩盤区間。
渇水シーズンなら岩盤の窪みに砂が堆積し、そこにイワナが潜んでいる。
入渓が少しだけ困難ということで入渓者が少なく、楽しい区間となるのだが・・・・・。
今年は雨が多く、増水が多かった。
濁流となった痕跡もあり、岩盤の窪みに潜んでいたイワナは流されてしまっただろう。
岩盤の窪みは砂ではなく、小砂利が堆積し、イワナが潜む環境ではない。
そんな推理は・・・・・見事に当たったようだ。
岩盤区間に時々現れるプール、浅い瀬が主なポイントだ。
L4だけでなく、シャロムの森の河川沿いは管理者によって意識的に広葉樹が残されている。
広葉樹に集まる豊富な虫を捕食するため、プールには比較的大きなイワナが潜んでいる。
そんな考えにより、岩盤区間はドンドン釣り上がり、プールで粘る。
粘る!っと言っても入渓者が少ないので、ほぼ1投目で反応がある。
ただし、5〜30秒は水面にフライを漂わせておく必要がある。
ポイントへのアプローチで勝敗が決まる。
ゆっくりと下流から接近。
ポイント全体を観察し、イワナが潜んでいる場所を見定める。
入渓者が少ないので、水面付近にいることも多い。
観察には、ゆっくり動作、低い姿勢。
キャスト位置を見定めて、移動。
いきなり釣り始めるのは、厳禁!
観察した・・・ということは、イワナからも観察されている可能性が高い。
2〜3分キャスト位置で待機。
ラインのチェックをし、フライを交換。
フライは、12番スズメバチカディス。
12番スズメバチカディスの主な釣果実績
あとは、キャストしてイワナが12番スズメバチカディスを咥えるのを待つだけだ。
観察時にイワナに気配を察知されても、慌てることはない。
シャロムの森のイワナの性格は、非常におおらかだ。
逃げられても、水面を乱すような行為をしていない限り、5分で定位置に復活し、10分で捕食行動も復活することが多い。
10分間キャスト位置でジッとしていることができるか否かが、勝敗を決める。
10分間・・・短くもあり、長くもある。
このイワナをどう釣ったか?
随分と釣り上がってきて、今日の傾向もほぼ把握しているという状況で現れたポイント。
絶対イワナが潜んでいると確信が持てるポイントだ。
L4中間点を過ぎて、ほとんどヤマメの反応はない。
このポイントもイワナを想定していいだろう。
今日の傾向からプールと浅い瀬で反応が多い。
さらに、言うならプールでは大きめのイワナ、浅い瀬はチビ・・・とは言わないが、小さめのイワナの反応が多い。
レギュラーシーズンも終盤でチビ・・・小さめのイワナに用はない。
このポイントで最も大きなイワナが釣りたい。
強欲に誘われて、うっかりポイントに接近し過ぎてもマズイ。
浅い瀬に潜んでいる小さめのイワナに走られて・・・ポイント全体が沈黙ってことになりかねない。
ウキウキ気分を一旦抑えて、ゆっくりとポイントに接近し、フライを投下する場所を選定する。
ポイント
ポイント①
白泡の切れ目付近は、目視観察でスネ水深あるかどうか?っと言う感じ。
葉の流下状況から判断して、見た目より流れが速そうだ。
ポイント②
枝などの流下物が溜まっているポイント。
本命ポイントだ。
目視観察で足首水深・・・か?
流下物の直下にイワナが潜んでいるか?としばらく観察するものの水中でユラユラするものは確認できない。
実釣
実釣ポイント①
白泡の中にフライを投じて、白泡の切れ目を狙う。
1投ごとにキャスト位置を微妙に左右に移動して、白泡の切れ目全体を満遍なく探る・・・・が、反応ナシ。
こんなポイントで白泡の切れ目を満遍なくドライフライで探るには、キャスト位置を変えて白泡の中に直接フライを投じる。
経験上、同じキャスト位置から数回投じてもだいたい同じ場所に流れていってしまう。
ラインの弛みなどの変えても、同じだ。
最も簡単に白泡の切れ目全体を攻めるには、キャストごとにキャスト位置を微妙に左右に変えることだ。
キャストするたびに1歩・・・いや半歩左右に移動してキャストするだけで、フライが流れ着く場所を変えることができる。
この時に、ラインの弛みはあまり入れないことが重要だ!
扇状の白泡の切れ目の攻め方
- キャストごとにキャスト位置を少しずつ移動させる。
- フライの投下地点は、白泡の真ん中でキャスト位置に関わらず一定にする。
- ラインにはあまり弛みを入れない。
実釣ポイント②
枝などの流下物を観察していると、止まっている。
しかし、水中の流れを葉などの流下物で観察していると反転流が形成されていることがわかった。
期待が大きくなる。
キャスト位置を左岸に移動させて、Fにフライを投じる。
障害物付近にをゆっくりと流れる。
・・・・1・・・・2・・・・3・・・・流下物の枝にくっ付いて、フライが止まる。
反応ナシ。
どうしたものか・・・・絶対いる・・・・感じなんだけど・・・・っと弱気になる。
もう一度、ポイント全体を観察する。
ダメ元のようなポイントが目に入ってきた。
ポイント③
足首水深+流れナシって感じ。
しかし、夏には意外な場所にイワナが潜んでいることがあるのも事実であり、多く・・・・いや、そこそこ経験している。
もしこのポイントで反応があるとしたら、イワナが潜んでいる場所は・・・
実釣ポイント③
観察しても魚影は確認できないし、水面に不自然な乱れも発生しない。
期待は薄い・・・・。
しかも、ほぼ止水の小さいポイント。
フライをポイントのど真ん中に投じて、後は潜んでいれば反応があるだろうし・・・・・って感じ。
まさに、運次第だ。
フライは、12番スズメバチカディス。
12番スズメバチカディスの主な釣果実績
バックスペースが十分にあるので、フォルキャスト2回、シュート。
シュートために止めたロッドをさらに倒して、12番スズメバチカディスをフワッと落とす。
これで少しだが、弛みもできる・・・・1・・・・5・・・・消えた!?
水面に浮いていた12番スズメバチカディス付近には波一つ出なかったが、突然消えた!
釣果19匹!すべてのポイントを公開!
サカナが出たのは、全て写真の中央付近です
写真のどこにサカナが潜んでいたか?
想像してみよう!
後記(「釣り+ビジネスホテル」は、ドーピングだ!)
今シーズンは、シャロムの森に2日連続で釣りに行くことが多い。
そうなると、1日ごとに帰宅するのはメンドーだ。
オーナーと交渉して、管理棟で車中泊・・・・ってことも考えたが、ワイモバイルでは圏外になるし、Wi-Fiも使えない。
丸2日連絡が取れない状況というは、諸事情から僕の場合はできない。
それに、僕は暑いのが苦手だ。
シャロムの森といえど、夏は暑い!
夜は涼しいかもしれないが・・・・車中泊やテント泊などは暑がりの僕には敷居が高い。
そんなわけで、桐生のビジネスホテルで一泊・・・・ってのが、最近の定番コース。
これが思ったより快適だ。
シャワーはもちろん、狭いけど風呂にも入れる。
エアコン設定16℃で風呂上がりも快適だ。
広いベッドでぐっすり寝て、6時半開始のバイキング朝食をしっかり食べる。
9時管理棟到着ならチェックアウトは、8時でいい。
歳をとって時間の流れが速くなったと感じることが多いが、この瞬間は時間の流れがゆっくりだ。
・・・・・僕はホテルに釣られているか?
速い流れでゆっくりとフライを流すと、反応するヤマメ・・・・彼らの気持ちが理解できる感じがする。
もう少し涼しくなったら、近くの道の駅あたりで車中泊して・・・・っと思っていたが、「釣り+ビジネスホテル」のドーピングはやめられそうにない。
但し、ドーピングだけに身体ではなく、確実にじわじわとお財布にダメージが来る。
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