この記事を最後まで読んでもらえると、次のことがわかります。
⑥後記(下流の小さな水位変化は、上流では大きな水位変化となる?)
2023.3.30シャロムの森の状況
- 天気 晴れ
- 気温 8℃(9時管理棟)
- 水温 6℃(9時半L2入渓点)
- 水位 平水(前回釣行2023.3.29との比較)
- 水位 増水(例年との比較)
- 風 無風
- 虫 カゲロウ、蛾、ハエ、ミッジ
日本気象協会 みどり市1時間天気は、こちら
シャロムの森公式HPは、こちら
ヤマメ・イワナの活性
昨夜も雨が降ったようだ。
シャロムの森に続く林道に大きな水溜りが点在している。
春の林道の風物詩・・・・・?
鋭利な落石やら、枝・倒木がそこら辺に見られる。
林道作業に邪魔なものは路肩に寄せられるが、クルマの走行には注意が必要だ。
今日は、L2を釣る。
教科書通りのポイントからイワナが釣れる。
その後は、続いて流芯脇の緩い流れからヤマメ。
今日は教科書通りのポイントからサカナの反応がありそうだ・・・・っと思ったのが、迷路の入り口。
その後、パタリと反応がなくなる。
フライは、14番CDC。
14番CDCの主な釣果実績
糖分補給し、昨日反応があった場所の特徴をおさらい・・・・・。
そうだ、流芯からの反応だ!
作戦を180℃変更し、上から下まで流芯を流していく。
反応が格段によくなる。
しかし、それに伴ってトラブルが多発。
上から下まで流心を流すのは、ロングティペットが必要なる。
僕のいつものリーダー+ティペットより2mほど長いだろう。
トラブルを極力なくすために、下記の点を実行する。
- バックスペースもいつもより多く。
- 14番CDCは空気抵抗大きいので、キャスティングもスロークから円運動に変える。
- 飛距離が足りないので、ポイントにいつもより2〜3m接近する必要があり、アプローチに時間をかける。
- フライの回転を防ぐため、ラインスピードを落とす。
色々とトラブル防止の対策をしたが、水面に突き出た枝や水面にひょこっと出た石?岩?にラインが引っかかる。
縦のメインディングでラインをコントロールするのだが、フライが動いてしまったり、ラインを全体にテンションが行き渡らず、十分に回避できなかったり・・・・凹む。
回転系のキャスティングではどうしてもナローループが作れないので、水面付近に張り出した枝の下にフライを落とすっといったポイントではほぼ100%フライを枝に引っ掛けて、回収・・・・ポイント全滅・・・・・っといった事態も多数。
このイワナをどう釣ったか?
最初こそ教科書通りのポイントから反応があったが・・・・3匹目以降は白泡の中にフライを投下し、白泡の切れ目、水面の乱れている場所で反応がある。
まるで、初夏?真夏?初秋?って感じ。
このポイントでは、そのサカナの傾向を利用してヤマメとイワナを1匹ずつ釣った。
次のポイントに移動しようと何気にポイント下流が目に入る。
イワナがいる!
フライを交換しながら観察をするが、微動だにしない。
が、デカイ!
ポイント
止水、フラット水面、ライズなし・・・・最も難しい?ポイントだ。
本来なら、最初にフライを投下し、イワナの有無をチェックしてから上流を攻めるべきポイント。
しかし、今日のサカナの傾向から大雑把な目視によるサカナの有無のチェックのみで「いない」と判断し、上流を攻めた。
今日のサカナの反応傾向
ポイント上流から下流までナチュラルドリフトさせ、白泡の切れ目や乱れた水面で反応がある。
結果的には、このイワナに手を出さなかったこと・・・・このイワナに走れなかったことで、ポイント上流でヤマメ・イワナを釣ることができたのかもしれない。
実釣
微動だにしない・・・・ライズもない・・・・ので、ミッジという選択も考えたが、
- 14番のフライからいきなりミッジフライでは、キャスト感覚が全く異なるので、おそらく意図した場所にミッジフライを投下できない。
- このイワナがミッジを捕食しているなら、水面付近でミッジが集団飛行しているポイントに移動しているはず。
- ミッジに興味がないなら、もっとボリュームのある美味そうなフライの方が反応するのでは?
上記の理由から、フライは14番CDCを選択した。
14番CDCの主な釣果実績
ここで、重要なのはイワナをビックリさせないことだ。
そして、美味そうな虫?っとイワナに思わせること。
具体的には、イワナの定位場所から離れた場所に静かにフライを投下し、フライを動かして生命感?を演出する。
ここまで、今日のサカナの反応傾向に合わせてリーダーシステムやキャスティングを下記のようにしている。
今日のサカナの反応傾向に合わせたリーダーシステムやキャスティング
- バックスペースもいつもより多く。
- 14番CDCは空気抵抗大きいので、キャスティングもスロークから円運動に変える。
- 飛距離が足りないので、ポイントにいつもより2〜3m接近する必要があり、アプローチに時間をかける。
- フライの回転を防ぐため、ラインスピードを落とす。
このポイントでは、リーダーシステムやキャスティングを下記のようにする。
止水や緩い流れでフライに動かす時のリーダーシステムやキャスティング
- フライを動かして生命感?を演出するためにティペットを短めに変更する。
- キャスティングは、ストローク。
- ラインスピードは、ゆっくり。
イワナをビックリさせないように、フォルキャストは1回。
フライをFに静かに落下・・・・のはずが、対岸の石?岩?を直撃・・・・跳ね返ってフライが水面にポトリ。
・・・・・・小休止(5秒)・・・・・
ティペットを引いて、フライを動かす?生命感をあたえる?
・・・・・・小休止(2秒)
さらに、フライを動かす。
・・・・・・小休止・・・・・出た!
イワナがスゥ〜〜〜と14番CDCの真下に来たっと思ったら、ゆっくりと14番CDCが消えた。
釣果22匹!すべてのポイントを公開!
サカナが出たのは、全て写真の中央付近です
写真のどこにサカナが潜んでいたか?
想像してみよう!
後記(下流の小さな水位変化は、上流では大きな水位変化となる?)
同じ場所を撮影したものだが、今回釣行(2023.3.30)と2023.3.16釣行とでは渓流の様子が全く違う。
これには、ビックリだ!
シャロムの森に来るたびに水位をチェックするために、定点撮影をしている。
定点撮影をしている場所では、今回釣行と2023.3.16釣行との水位変動はあまりなかった。
実際に比較しても、2023.3.16釣行は少し?減水しているが、大きく減水しているものではない。
しかし、e-MTBでさらに上流に行くと・・・・最初の写真。
下流の小さな減水であっても、上流では大きな変化となって現れることを思い知らされた。
この時期の増水は雪代が原因であることが多いが、今日は違ったようだ。
急激な水温低下がなかったし、
白く濁ってもいない。
そもそもシャロムの森の上流の山々には、雪代が出るほどの積雪はない・・・・ような気がする。
週末の雨と釣行前夜の雨が増水の原因である。
木々が新芽を出していないことから、この増水もすぐに収まるだろう。
木々が新芽を出すには、多くの水分が必要だからだ。
次回は、また渇水?平水?かもしれない。
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