2022.7.11 GO TO シャロムの森
釣果24匹(ヤマメ19イワナ5)
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コロナ感染防止・拡散防止対策については、こちら
状況
2022.7.11シャロムの森の状況
- 天気 曇り時々晴れ
- 気温 23℃(9:30受付棟)

- 水温 16℃(10:30L2入渓点)
- 水量 減水(前回釣行2022.7.7より減水)



- 風 無風
- 虫 アブ(受付棟付近のみ)、トンボ(受付棟付近のみ)、メマトイ(河川のみ)
日本気象協会 みどり市1時間天気は、こちら
シャロムの森公式HPは、こちら
サカナの活性
今シーズン初アブだと思う。今年のアブはかなり小さい。
渓流域ではアブは見ないが、入渓後スズメバチが2回ほど寄ってきた。

スズメバチは、夏の森の番人!
メマトイがうるさいが、水面付近に虫はなく、ライズもない。
減水となったせいか?
水中のみの餌では不足気味?
ヤマメもイワナも水面を意識しているようで、12番スズメバチカディスで充分に反応がある。

12番スズメバチカディスの釣果実績
一日を通じて、ポイント下流の岩のエグレ、ポイント上流の白泡の切れ目のどちらかで反応があった。
無風でプールでは一日中波一つない状況。
しっかりと水中の障害物を確認して潜んでいるポイントを予想すれば、ほぼ反応はあった。

水中の障害物を確認して、その付近にキャストすれば、反応がある
・・・・・ことが多い
前回釣行2022.7.7よりさらに減水している。
サカナも神経質がマシマシになっているようで、特にヤマメのフッキングが浅かった。
この1匹をどう釣ったか?


今日は、シャロムの森L2にエントリー。

本当はR5にエントリーしたかったが、天気があまりよくない予報だったので、断念。

上流に入るときは、天気がいいことが条件だ
- トラブルが発生したとき、雨というだけでイライラ
- 低体温にも気をつけないといけない
L2入渓、しばらく釣り上がったポイント。
下流からそっと接近し、ポイント全体を観察する。
ポイント下流付近に底石横にヤマメが定位しているのを確認した。
その他は、確認できず、ライズもない・・・・・。
無風とあって、波ひとつなく、完全なフラット水面。

12番スズメバチカディスで釣るには、かなり難しい
1投目で反応がないと、(涙)・・・・っとなりそう
ポイント解説
ポイント下流付近に底石横にヤマメ以外には、ポイント①〜③にサカナ潜んでいそうだ。



ポイント①
- もっとも水深がある(おそらく膝くらい?)
- 底石もそこそこあるので、サカナが身を隠せる場所は多くありそう
- 確実にサカナは潜んでいる。底石付近にサカナが潜んでいた場合、水面まで誘い出すことができるかが課題
- 少しでもサカナが浮いていれば、かなり釣り人に有利である
ポイント②
- ポイント①の右岸側で駆け上がりとなっている
- 岸に近い付近に大きめの沈み石があり、その付近にイワナが潜んでいそうだが、水深がちょっと・・・・・って感じ
ポイント③
- 左岸の岸壁に沿ってメインの流れ
- 水深もそこそこある
- 底石は少ないが、複雑な形の岩盤でサカナが潜む場所に多くありそう
- 釣れるのは、イワナが有力
実釣
ポイント下流のヤマメにトライする。
フライは、12番スズメバチカディス。
やや長めのドリフトで警戒心を少しでも下げて・・・・
ということでかなり上流にキャストする・・・・・つもりだったが、見事なミスキャスト。
ヤマメ頭上直撃!
リアクションバイト!
見事にすっぽ抜け・・・・・・上流側に逃げられた。

脱力感がハンパない!
しかも、数匹のヤマメが・・・・・上流に逃げていく・・・・・。

実釣ポイント①
まずは、冷静にならなくては・・・・・っと思い、懐から黒糖棒。

釣れないときは、甘いものがいい・・・・
ラインをチェックし、フライをフロータント処理をしつつ、水面水中を観察する。

ライズなし・・・・・水中にサカナの気配なし・・・・・
さらに、黒糖棒を追加・・・・・サカナの気配なし。
見事なすっぽ抜けから10分経過している。
無風状況も変わらない。
12番スズメバチカディス・・・・・・14番CDCに変えるか?

14番CDCの釣果実績
かなり迷う。
周辺及び水面付近に虫は全く確認できない。
ちらほら魚影が確認できるようになった。
10分ほど前に狙ったヤマメの仲間たちが下流のポイントに戻りつつあるようだ。
現在のキャスト位置だと、ロッドを降った瞬間これらのヤマメが上流に逃亡しそうだ。
決断を急がねば・・・・・14番CDCに変更を決めた!

12番スズメバチカディス
このフラットな水面に対してインパクト強すぎると判断
フライ交換をしながら、戻りつつあるヤマメの動きと位置を観察する。
時間がない・・・・・上流下流への移動範囲が徐々に小さくなっている。
高速フロータント処理・・・・・ヤマメが上流へ向かった瞬間、ゆっくりとフォルキャスト1回、シュート!

ポイント①ど真ん中・・・・・・バシャ!
出た!
着水するかどうかのタイミングでヒット!

ゆっくりとフォルキャストすることで、
事前にフライの存在をアピールしていたのかもしれない
ポイント②
ポイント①で取り込むときサカナを暴れさせたので、ポイント②は省略。
ポイント③
ポイント①キャスト位置から3歩ほど前進。
流れがポイント①比較して速く、水面も荒れている。

再度、14番CDCから12番スズメバチカディスに変更した
減水とはいえ膝くらいの水深があるので、長めのドリフト確保したい。
白泡の切れ目からポイント終点・・・・・ドラックがかかるまできっちり流す。

F1にフライが着水し、流れの乗って・・・・・・Mでイワナの頭が水面に出て、フライを咥えた。
アワセ!
・・・・・・・ブルブル、グングン・・・・・テンションがなくなった。
フックアウト。
黄色の魚体・・・・・明らかに大物?尺物?だった。

逃したサカナは大きいっと言うが・・・・・
一呼吸・・・・・また忘れてしまった。
相変らず進歩がない。
どんなポイントで、どんなサカナが釣れたか?

サカナが出たのは、全て写真の中央付近です
写真のどこにサカナが潜んでいたか?
想像してみよう!
















































後記(フライフィッシングの楽しみって、なんだ?)
すっぽ抜け・・・・・というか?
フッキングミス・・・・というか?
相変らず、取りこぼしが多い。
反応があった数だけ釣れるのが理想だが・・・・・なかなかうまくいかない。
サカナが僕のドライフライに対して違和感をもって出ているのかもしれない。
ドリフト状況が悪いのかもしれない。
決定的な原因は、わからない。
最近メルカリにフライを出品している。
「14番スズメバチカディスはありませんか?」
「19番CDCはありまんせんか?」
っという類の質問が多くなってきた。
僕は、「ありません」と回答する。
例えば、12番スズメバチカディス。
これは、アブとスズメバチの体長を参考にして、実際に渓流で色々なサイズを実験して、最終的に12番に落ち着いた。
15番CDCも同様だ。
渓流や年度によって、アブもスズメバチも若干のサイズや色合いの差があるのは事実だ。
本来のフライフィッシングは現地の虫を採取観察して、それを参考に現地でフライを作成するのが、理想的だ。
しかし、現実は・・・・・・。
実物の虫と持参しているフライとのギャップを埋めるのが、釣り人のテクニックのひとつであると考えている。
例えば、サイズ。
フロータント処理(付け方)により水面とフライとの接触面積をコントロールできる。
これは、フライのサイズ感のコントロールをしていることに等しいと思う。
例えば、キャスティング。
- フライを水面に叩きつけるか?
- フライを水面にフワッとおくか?
水深のあるポイントなら
前者は、リアクションバイトを引き出せるかもしれない。
逆に、
後者は、フライが発見されないかもしれない。
チャラ瀬なら
前者は、サカナを驚かせてしまい、逃亡されるかもしれない。
逆に、
後者は、ゆっくりと頭を水面に出して、フライを呑む込むかもしれない。
サカナが感じているプレッシャーによっては、これらは正反対のアクションになるかもしれない。
近年ロングティペットリーダーの有効性が認知された。
これは、フライをサカナにナチュラルに届ける技術でしかない。
フライフィッシングで高釣果を得るには、
- うまそぉ〜〜〜〜
- 喰いてぇ〜〜〜〜
っとサカナが思ってしまうフライが最重要だ!
フライには、スーパー人工物であるフックが必ず付いている。
ゆえに、どこまで追求しても実物の虫の魅力には敵わない。
そのハンディーをあらゆるテクニックで埋めて、釣る!
これこそが、フライフィッシングの楽しみであり、魅力であり、最高のゲームである。
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