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2023.7.13シャロムの森の状況
- 天気 曇り時々晴れ
- 気温 21℃(9時管理棟)
- 水温 16℃(9時半R1入渓点)
- 水位 平水(前回釣行2023.7.12との比較)
- 水位 平水(例年との比較)
- 風 無風
- 虫 アブ、トンボ、ハエなど(管理棟付近)
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ヤマメの活性
今日は、R1を釣る。
R1を釣るのは、2023.3.29以来のこと。
2023.3.29釣行では、水温6℃(9時半R1入渓点)。
水温差10℃・・・あっと言う間に春から夏になった感じがする。
去年は週一ペースでシャロムの森に遊びに行っていたが、今年は2週間に1回ペース。
当然かもしれない。
入渓点付近の橋上流で釣り支度を整え、12番スズメバチカディスをチェックするためすぐ横の流れにおく・・・・釣れた。
しかも、大きめ!高活性の予感!
強欲を丸出しにして、橋付近の倒木を狙うと反応がバンバン!
5回反応、スッポ抜け2、フックアウト3・・・テンション急降下。
12番スズメバチカディスの主な釣果実績
本格的にR1を釣り上がる。
チャラ瀬が多くなった印象だ。
足首水深が多く、問答無用でスネ水深がポイントとなる。
・・・・・反応がない。
昨日と同様に白泡の中のやや澄んだ部分にフライをおくが、チビヤマメの反応すらない。
じっくりと釣り上がるべく、流芯、流芯脇、反転流、倒木等の障害物付近、沈み石などありとあらゆるポイントにフライをおく。
ランダムにチビヤマメ特有の「ピシャ!」という反応があるが、大きめのヤマメの反応がなく、反応数も昨日よりも少ない。
昨日チビヤマメの反応が相当あったので、
「今日は反応を見極めて、チビと思われる反応にはアワセを入れない・・・・」
という課題を課している。
それで無意識にチビヤマメのポイントを避けて、キャストしているのかもしれない。
2023.3.29の渓相とは全く異なる場所も多く、さらに岩盤が剥き出しの場所が多くなった印象。
水底が小石で埋め尽くされている場所も多くなった。
R1もL1と同様にヤマメの隠れ家がなく、どこかに引っ越しをしたのか?
あまりにも大きめのヤマメの反応が少ないので、チビヤマメも積極的にアワセを入れる。
少々アジャストに時間がかかったが、R1中間点以降釣れ始める。
印象としてL1よりも浅い場所が多く、
そのせいか?
ヤマメも流芯の水底のやや大きい沈み石付近に潜んでいる様子。
全体的に隠れ家が少ないながらも、チビヤマメを中心にリフレッシュされた水底にサカナが戻りつつあることを感じる。
このヤマメをどう釣ったか
去年の釣行・・・・いや、2023.3.29の釣行でもあったはずの大きな沈み石が埋まっている。
正確には、沈み石付近にあった窪みが砂や小石で埋め尽くされている。
隠れ家が激減して神経質になっているヤマメ・・・・悲しいが、納得だ。
チビヤマメはチャラ瀬の中の周囲の石よりちょっとだけ大きい石付近に潜んでいる。
反応は時折あるのだが、今日は「反応を見極めて大きめヤマメだけにアワセを入れる」課題に取り組んでいるので、スルー。
それでも、反射的にアワセを入れてしまうことも・・・釣り人の性?
あまりにも大きめヤマメの反応がないということも原因かもしれない。
反転流も狙ってみるが、イワナの反応はない。
あるとすれば、チビヤマメ・・・・大きめヤマメの反応でないのは足首水深のせいだろう。
ポイント
ポイント①
川底がリフレッシュされる前ならこの辺りも大きめヤマメが出てくれそうだが、目視する限り川底に障害物が見当たらない。
しかも、足首水深・・・・反応があってもチビヤマメだろう。
実釣では、予想通りチビヤマメの反応があった・・・・アワセも入れた・・・・スッポ抜け。
ポイント②
足首〜スネ水深。
以前ならこの状況ならイワナを期待するが、今日はイワナと思われる反応は一度もない。
川底の障害物はなく、ヤマメ・イワナが潜むとすれば岩にへばりつくしかないだろう。
水面もフラットに近く・・・・実釣でも反応はなかった。
ポイント③
流芯下流。
足首〜スネ水深。
ここも川底は小石であり、大きな石など障害物がない。
水面は写真では荒れているように見えるが、現場では常に川底までしっかりと見える。
反応ナシ。
ポイント④
流芯脇の緩流帯。
スネ水深。
おそらくこの場所で最も深いと思われるが、川底は砂利?砂?で目立った障害物はない。
こんな大きな場所でもヤマメ・イワナが潜める障害物が全くないのは、正直に驚く。
反応ナシ。
ポイント⑤
流芯ど真ん中。
足首〜スネ水深。
速い・・・・速すぎる流れだ。
流芯の直下の川底に潜んでいるかもしれない・・・・が、ドライフライでは正直難しい。
運?日頃からの善業?のご利益に期待する。
実釣ポイント⑤
流芯の直下の川底にヤマメがジッとしている・・・と予想して、作戦を練る。
フライは、12番スズメバチカディス。
12番スズメバチカディスの主な釣果実績
速い流芯の川底に潜むヤマメにエサが流れてきたことをアピールしなければならない。
それには、浮き方に細工!
通常なら液体フロータントに投入するが、このポイントではしない。
ウィング部分のドライシェイクスプレーを塗る。
これらの処理によって、水面下にボディ、水面にウィングという状態で12番スズメバチカディスをナチュラルドリフトさせることができる。
ウィングに付着させたフロータントを指で馴染ませる。
フォルキャスト2回。
ポイントまで8〜10m、ラインスピードを上げて、シュート!
12番スズメバチカディスは・・・・流芯脇のF0。
決して悪い投下地点ではない、むしろ通常ならGOOD!
・・・・反応ナシ。
正直、驚いた。
反応があってもいい・・・・流芯脇だぜ。
反応があるべき・・・・・・ヤマメはいない?
頭が混乱しているのが、自覚できる。
ピックアップして、ティペット、12番スズメバチカディスをチェック・メンテ。
「0番ロッド、1番ライン、12番フライ」だと、僕のキャスティング技術では、限界飛距離に近い。
限界飛距離付近までキャストする時は、12番スズメバチカディスの下部にハックルがないことが重要になる。
予めタイニングで12番スズメバチカディスの下部ハックルはカットしてある。
時間の経過?
実際の使用?
でハックルが下部になってしまうことがある。
回転防止、空気抵抗軽減の点から下部に出てきたハックルを取り除く。
ティペットと12番スズメバチカディスをチェック・メンテナンスで5分ほど経過した。
流芯よりやや手前に落下してしまったので、キャスト位置を2歩ほど前に移動する。
フォルキャスト2回・・・・シュート・・・・予定通り流芯に落下。
いや、叩きつけた!
フライの着水と同時にヤマメのジャンプ!
アワセを入れる・・・というより反射的にロッドを煽る。
運がよかった・・・・12番スズメバチカディスが叩きつけられた真下にヤマメが潜んでいたようだ。
リアクションバイト・・・・まさに、お手本のような反応。
写真撮影を終えて、さらに釣り上がる。
再び反応がない時間が続く。
やや大きめの反転流・・・・・ドライシェイクスプレーが浮いている。
拾い上げる。
相当錆びついている・・・・ゴミだ。
ベストに入れて釣り上がると、すぐにヤマメが釣れた。
しかも、大荒れの水面から10番ピーコックパラシュートに出た。
これ以降では大荒れの水面では10番ピーコックパラシュートを結んだが、反応はなかった。
このヤマメは、山神様からのご褒美かな?
釣果14匹!すべてのポイントを公開!
サカナが出たのは、全て写真の中央付近です
写真のどこにサカナが潜んでいたか?
想像してみよう!
後記(攻めの釣りと守りの釣りを考える)
攻めの釣りと守りの釣りの判断基準
攻めの釣りと守りの釣り・・・・。
釣り人なら一度は耳にしたことがあるはずだ。
- 攻めの釣りとは、障害物付近にガンガン投げる釣り。ルアーやフライのロストは恐れない。
- 守りの釣りとは、障害物付近を避ける釣り。ルアーやフライの大切にする。
攻めの釣りと守りの釣りを判断する基準は、どのあたりだろう?
基準は釣り人それぞれで違うだろうし、魚種やフィールドで異なるもの当然だ。
あくまでも僕の場合であるが・・・・
- 攻めの釣りができている時は、ロスト率10%以上
- 守りの釣りになっている時は、ロスト率10%未満。
ロスト率とは?
「ロスト率=回収不能数/使用数」
- 使用数とは、1釣行で消費したフライ数。
使用数=釣果+交換数+回収不能数
- 釣果とは、釣れたサカナ数。
僕は1匹釣るごとにフライを交換し、再度使用することはない。釣れたサカナの数だけ、最低でもフライを消費する。
- 交換数とは、クモの糸が巻き付いたり、針先に折れたり、浮力回復が難しくなったため交換したフライ数。
これも再度使用することはないが、ゴミとして回収している。
- 回収不能数とは、障害物に引っ掛けたりで回収できなかったフライ数。
今回の釣行は、守りの釣り・・・・
記録をとっているわけではないので、正確な数字は書けない。
記憶にあるのは・・・・
- 2023.4.27釣行 使用数60 釣果37 交換数18 回収不能数5(ロスト率8%)
- 2023.5.24釣行 使用数50 釣果19 交換数21 回収不能数10(ロスト率20%)
2023.4.27釣行はシャロムの森L3を釣っている。
頭上スペースやバックスペースが十分の場所が多く、必然的に回収不能数は減る。
もっと障害物周りをしつこく攻めれば、もっと釣果が増えたかもしれない。
釣果は出ているので、わざわざ攻めの釣りをしなくても・・・・というのが、本音かもしれない。
一方、2023.5.24釣行は、シャロムの森L4後半部分。
障害物だらけで十分なフォルキャストを行える場所など数える程しかないので、当然回収不能数は増える。
攻めの釣りをせざる得なかった・・・・というのが、本音かもしれない。
最近の釣行では
- 2023.7.12釣行 使用数27、釣果15 交換数7、回収不能数5(ロスト率18%)
- 2023.7.13釣行 使用数20、釣果14 交換数5、回収不能数1(ロスト率5%)
2023.7.12釣行ではシャロムの森L1を、2023.7.13釣行ではシャロムの森R1を釣っている。
両区間とも障害物の質、量ともに遜色ない。
とすれば、釣果的には、両日で1匹しか変わらないが・・・・内容が異なっているのは、数字で明らかだ。
2023.7.12釣行は、攻めの釣りだった。
確かに2023.7.12釣行の方が大きめヤマメの反応が多かった・・・ような気がする。
僕の釣りは、攻めの釣り?守りの釣り?
僕の釣りとしては、
- 釣果が出ている時にわざわざ攻めの釣りをすることはなく、守りの釣り。
- 釣果が出ていない時や障害物が多い時は、攻めの釣り。
というのが、現状のようだ。
一見バランスが取れている状態のようだが・・・・・・
これは進歩がないような気がする。
常に攻めの釣りでさらなる釣果・サイズアップを狙いたい。
かといって、回収不能数を増やしたくはない。
解決案として、ラインを太くする!
現在、
- リーダーの太さは5Xだが、これを4X。
- ティペットは0.6号(フロロ)だが、これを0.8号(ナイロン)。
フロロカーボンからナイロンへの変更は、これからカーボン素材の高騰からの値上げ対策。
それに、フロロ0.6号とナイロン0.8号との柔軟性が同程度であることだが挙げられる。
究極的には攻めの釣りをメインに、ワンランク上のスーパー攻めの釣りが意識的にできるようにしたい。
ゼロイチの状況でイチをもぎ取るメンタルと技術だと考えているからだ。
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